学校の一斉休校が始まった現況で、キャンプ場へどのような影響が出ているか、
直近お聞きしてみたキャンプ場関係者様からの情報から分析をしてみます。
キャンプ場自体の閉鎖ということは民間では今はほぼない模様です。
動向としては、先週末は政府等の発表直後だったのでその影響は多少ありキャンセルも出てしまったようです。個人と団体ではまた事情も違いますが。
各キャンプ場さん一律ではありませんが、事情を鑑みてキャンセル料は取らずにご対応いただけたところもあったとのこと。
本当にありがたい話ですね。(※キャンセルの相談は今回の話だけではなく必ず余裕をもってしましょう)
そして休校が始まった今週以降の予約状況。
これも様々で、キャンセルの申し込みもあり、一方で新たな予約が入っているという現象が起きています。
つまり例年より増加傾向のところもあれば、明らかに減少しているところもあって、
一律ではないが、はっきりと「増」か「減」かへ分かれている傾向が見れます。
現在までのキャンプブームも相まって、特に寒い時期のキャンプ者数は上昇傾向にあったわけですから、
影響はいずれにしても出ているということなのでしょう。
そもそも北海道以外で外出に自粛を求められているわけではなく、
人混みをなるべく避けましょうという示唆の中でのイベント自粛や学校の休校であろうかと思います。
ですので以前私も書いたように、キャンプへ行くことが即「不要不急の外出」には当たらないですし、
たしかに人の集まる場所ではありますが、キャンプ場自体が人混みを形成するものとは言えないと思います。
どうしても外へ出れない状況で、多くの親御さんたちはそのフラストレーションを解消しようという考えもあるでしょう。
実はどうももう一つの背景がありそうで、
それは外出時の「クルマでの移動」に優位性を見出している点です。
なるほど、クルマという空間は不特定多数の電車や飛行機とは違った少人数単位。
なので外出にクルマを使っていける場所を求めているということなのですね。
1週間くらい前だったでしょうか、キャンプ場が賑わっているみたいな報道がありましたが、
それはちょっと印象操作の部分が大きいかと思われます。
たしかにそういう見え方もあり、いっぽうでは外出自粛の影響を受けているところもあるのですから。
キャンプ場さんでは先にお伝えした通り様々な場内整備や事前チェックなどでの対応を対応を急いでくれています。
それらは世情に合わせてフェーズが段階的に変化していきます。
あとはこれに呼応しキャンパーも能動的に考え、行動をすることが肝要かと思います。キャンプへ行く行かないの判断も含めて。
安全管理は、どんな場合でもキャンプ場とキャンパーの協力で形成していきましょう。