
グッズに溺れるキャンプはずっとやっていないのだけど、気になるものは試してみようという気はあります(笑)
年間のアウトドアの9割がたメレルの靴で過ごす私も、冬のキャンプは防寒のモックがあってもいいのかと思い、
そういえばワークマン「防寒トレッドモック」(1500円!)がいいという話を聞いて、
ちょこっと試してみようかなーと思ったのが12月初め。
で、幾度か履いてみました。
それで分かったのは・・
これは私にとって「靴ではない」ということ。
靴ではないというとものすごく言い過ぎになってしまうのなら、靴の範疇で考えないのがいいのかな、ということです。
もっといいかえればこれは「便利なスリッパ」くらいに思っておくと、値段とのバランスで納得なのかもしれません。
履いて動き回った時点で「あ、これは靴ではない」と思いましたね。
靴というのは非常に難しい構造物で、人間に触れているものの中で
最もエルゴノミクスデザインがなされているか、
なじんでフィットしていく素材や構造になっているか、
このどちらかを備えているものだと私は思っています。
その点でいうとトレッドモックは、そういう構造(デザイン)になっていないので、
いつまで経ってもフィットはしません。多少はなじむ、くらいですかね。
インソールも、靴の縫製自体も、足という複雑な形状を隙間なく包む立体的なストラクチャーではないです。
スリッパってそもそもそうじゃないですか?
とても便利だけどいつまで経ってもフィットはしないですよね。
この価格です。そりゃ「靴」は無理でしょう。だからそれで全然OK。
靴としての評価なんかするよりも、「便利なスリッパ」として私は「いいね~」と感じてます。
なんといってもこの「かかと潰し機能」でしょう。
だからスリッパだといったわけじゃありません(笑)
これはめっちゃありがたい機能です。
もうこれに1500円払ったと思っていいくらい(笑)
普通の靴、特にアウトドアシューズは設営、撤収、靴の履き脱ぎはチョー面倒くさい。
そして何よりも起床時ですよ。この時に靴を履くとめちゃくちゃ足が攣る(笑)
これで困らない。解決です。「かかとつぶし機能」サイコー。
防寒としての実感は多少あるかな?
そこは極暖の靴下のおかげだったか、ちょっと不明。
少々ネガティブでいうと、足にフィットしていないということは、
凸凹の場所なんかを歩いたら下手すると転びますね。
足の本来の感覚とズレてますから。
そして長時間過ぎると足の膨張と相まって「当たり」が強くなって、私の場合右足小指が痛くなりました。
なので・・・
キャンプ地に来たら履き替えます。
そして、帰るときには脱ぐことにしました。
キャンプ中はやたら移動をしないときこれを履きます。
運転時、けっこう歩かなければならないときは履き替えます。
なんつーか、冬版のクロックス?ですかね。
それでいいわけです。
「便利なスリッパ」だから。
1500円に高望みをせず、それに合った上手い使い方をする。それでOK。
高いものでも、安いものでも、
それに最も合ったパフォーマンスを引き出そうてして楽しむ。
しかも場面に合ったところで使ってみる。
これが私のキャンプを楽しむときの一つのベースです。