南青山「鳥政」
普段はあんまり下調べとかしないのですが、
この日はランチ時間が限られていたため、評判のよさそうなこの鳥政と決め打ちをして行ってみました。
青山のランチなんて久しぶりだ。
本当はイタリアンとかもいいんだけど、時間が今回はないのでお預け。
脇道に入るとすぐ。
小さなお店です。
お店に入ると有無も言わさず奥の席へ。
ほんとに有無も言わさずという感じ。
そして無言で脇に立たれ、言葉こそ発しないものの
『なににするのか』というプレッシャー。
メニューもなければ、店内にも店外にもお品書きもない。
確かに常連相手の店なんだろうけど、それはないよなぁ。。。
飲食店の義務として、ちゃんと示してほしい。
職人たちもずっと無言、ほぼ無表情。
まぁ、それはいいです。
愛想はお店の必須事項ではないですし。
で、結局なんだかわからないままではいられないので、
「何がありますか?」と聞くと、
「定食、焼き鳥丼とラーメン、焼き鳥丼」があるとのこと。
値段は不明。
ということで、頼んだのは
「焼き鳥丼とラーメン」
焼き鳥丼は当然小さめ。
ラーメン屋のラーメンではないけれど、それなりのラーメンの味。
ただ盛り付けのいい加減さはちょっと・・
他で出会えないラーメンとしての特徴はごま油の風味強めな点かな。
麺は特段のなにかがあるわけではなく、ノーマル。
うずらが乗るのは珍しく、そのあたりは鳥専門店らしい。
焼き鳥丼は小さめながら、各部位てんこ盛り。
ただ、肉自体パサパサのものもあったり、技を感じるような焼き鳥丼ではないのが残念。
ししとうは真っ黒焦げ。だから苦すぎ。
七味で修正。
結局事前不明のお会計は1300円。
控えめにみてもこれは青山周辺価格でしょう。
これが神田、新橋なら通用しないでしょうね。
残念ながら、私にとっては期待とは違う結果でした。
味云々ではなく、その空気感が肌に合わなかった、ということです。
これは選んだ自分が悪いことです。仕方なし。
その日の夜。
セミナーで遅くなってしまったため、連チャンの外食。
朝霞の小諸そば。
昼にお金かけ過ぎたので、調整?の意味で。
なら、これにしておこうかな。
かき揚げ丼セット。550円。
小諸そばは安定しているから好き。
特に冷たいそばはハズレがないし。
昼の焼き鳥専門点と比較はできないけれど、お腹を満たしてくれる度合いならこれで充分。
かき揚げ丼は立ちそば領域のものだから、値段からして充分過ぎ。
小諸そばといえば、フリーネギ。
これがあるから小諸そばを選ぶといっても過言でじゃないくらい。
小諸そばは立ちそばの中にあって冷たいそば用のツユがよく出来ている方と思いますね。
ネギドッサリ入れても負けない。
かき揚げ丼にもネギ入れちゃえ!(笑)
そば湯にもたっぷりのネギ。
昼夜、期せずして鳥&麺&丼となったわけですが、値段倍の差がそこにあったかといえば、むしろ逆くらいな感じ。
個店とチェーン店は同じ土俵にはならないものの、飲食としての志は変わらないわけで、それを考えると昼のアレはないなと素直に思ってしまいます。