一方北部も気になり、香取にあるTHE FARMさんへ伺いました。
やはり問題は被災そのものではなく「自粛ダメージ」という現状があったのです。
THE FARMは農園リゾートとして、関東有数、いやナンバー1のグランピング施設として広く知られています。

15号通過直後は、停電、一部の倒壊など施設への被災はあったものの、
従業員の皆さんの尽力でそれらの復旧は比較的早くできたということ。
「みんな、自分の家のこともあったはずなのに、
こんな時だからこそと全員が集まって乗り切ろうと結束できたのは、
被災ではあったものの、ある意味一つの転機にさえなったかもしれません」
と田山さん。
復旧した温泉は近隣のためにも開放するなど地域との連携も。
復旧の努力の甲斐あって、2回の3連休、全ての施設は問題なく稼働していました。
しかし・・・
実際はキャンセル連絡の連続。
「被災を乗り越えていざこれからと思っていた矢先、「自粛」という意外なものに阻まれるとは思ってませんでした」
と武田社長。
たしかにこの施設数からすると相当な損害になるでしょう。
「キャンセルをされる皆さんの気持ちはよくわかります。
みなさん私たちのことや千葉のことを気にかけてくださっての敢えてのキャンセルで、
キャンセル理由として頂戴したメッセージからそれが伝わってきます。
それだけに私たちとしてもそれ以上何も言えないジレンマが・・・」
と田山さんがスタッフ全員の気持ちを代弁してくれました。
確かに常に満員でにぎわっているTHE FARMの姿ではなかったのは事実です。
それでも「こんな時だからこそ来たよ!」という方々は少なくなく、
「最初はこんなときに行ってもいいのかなと思ったのは確かです。
でも実際に来てみたらスタッフはとても明るく迎えてくれるし、
いつもと全然変わらなくとても楽しく時間を過ごしています。
来てよかったです」
とご家族で来られた方の声。
房総南部を回った時に各オーナーさんも
「自粛というお気持ちはよくわかります。
私たちへの気遣いとしてこんな時に遊んでもいいのかと。
それは優しくありがたい気持ちとして受け取っています。
でも、正直言えば私たちにとって経済活動が止まることこそ
本当の被害であり、この先の大きな不安なのです。
どうかみなさんの笑顔で私たちを勇気づけてください」
と全員ぶれることなく同じ言葉を発されていました。

キャンプはもちろん、特にグランピングは、被災との相関関係からどうしても気が引けてしまうのはよく解ります。
日本人のもつ、優しく生真面目な心情からして。
私だって足を運ぶまではその気持ちを払しょくできませんでした。
毎日テレビでは被災の状況が報じられ、生活がままならない住民の皆さんがいらっしゃることは間違いない事実です。
いっぽうですべてが機能不全になっているわけではなく、日常を取り戻そうとしている努力に協調していかなければ目に見えない被災がこれからどんどん広がっていってしまいます。
そのことを私たちは2011年に学んだはず。
行って現状を見るということも意義深いと思います。
私も実際に見たものが報じられたもの違うという差を感じました。
もちろんその通りだったということも含めて。
ここは気持ちを切り替え「経済活動を支えるボランティア」なんだとむしろ割り切りって、
もっと千葉県に日常を取り戻してもらおうという気持ちのもと、千葉へ行ってみませんか!
現地は「来てほしい」の気持ちでいっぱいです。
秋の澄んだ空気で、THE FARMでは見上げると天の川まで見えました!
秋だからそ、キャンプ、グランピングのいい季節到来ですよ!
気遣いの優しい気持ちを大切にしながら、自粛ムードをなんとか払拭しましょう!
キャンセル復活はできます! 新規もできます!
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