所沢の隠れたラーメン店「関越ラーメン 仙龍」
もしも・・・この店に行こうと思ったなら・・・
最初に頼むべきは「ネギネギラーメン」
もちろんノーマルなラーメンもいいですが、”わざわざ行って”普通のラーメンではもったいない。
かといって「ネギラーメン」を頼めば店から「やめたほうがいい」と言われ(笑)、結果「ネギネギ」を勧めらます。
いちおう簡単にネギとネギネギの関係だけおさらいすると、
「ネギラーメン」はネギ4本分の千切りが乗り、「ネギネギラーメン」はその半分。
言葉とは逆なのでややこしいところです。
なにが「ネギ」で、なにが「ネギネギ」、さらには「ネギ増し」「ネギ増し増し」かは以前のこの記事をご参照ください。
”わざわざ行って”
と書いたのは、ほんとうにわざわざ行くしかない場所にあるからです。
クルマのない人は、徒歩もバスも無理。
暗闇に現れる独特の建物。
所沢インターから車で5分。
周囲にひと気のない実に寂しい場所にあります。
車で探したとしても、こんなところにあるのか?と最後まで怪しむはず。
近辺で最も目印となるのはセブンイレブンと歩道橋。
これさえ探せればもう着いたも同然。
まず店に入って独特の空気感に面食らうはず。
それなりに広い店舗に、店主一人。
そしてほとんど無言の客ばかり。
どこに座っていいのか、どう注文すればいいのか、ちょっと戸惑います。
必ずしもではないのですが、ある程度常連客の暗黙の了解となっているのは、
入ってすぐ左の冷水器で水を汲み、
向かって左側からほぼ順々に座っていき(席を埋めていき)、注文を聞きに来てくれるのを待つというパターン。
ここの店主はいわゆる頑固とか愛想がないとかではなく、
忙しいわりにマイペースなので、そんなに気が回るほうではありません。
注文を取りに来てくれるときはむしろ愛想がいいくらいです。
基本このお店は不愛想とか、しきたりが難しいとかではないので、まずはご安心を。
もう一人の若い方がいるときもあります。
この方がいるときは着席も指示してくれるし、注文もスムーズに聞いてくれるのでラクです。
いる日、いない日、いる時間、いない時間があります。
「ネギラーメン」を頼んで、お決まりの「ウチのネギラーメン知っていますか?すごく多いですよ。ネギネギにしておいた方が・・・」
と聞かれるのも決して上から目線ではないのですが、
どうせ最初からそう言われるのだったらやはり「ネギネギラーメン」を頼むつもりで席に着くのが常道かと思います。
この店ではホルモンラーメンを頼む常連さんが多いので、そちらがいいのかな?と思ってしまいますが、
ラーメンの千円超えからスタートするのはどうでしょうかね・・・
それは多少常連になってからでいいんじゃないかな、と思います。
ちなみに、過去の経験上「麺硬め」とか「油少なめ」と言ったところでそんなには反映されないです(笑)
最初はこの量を見て尋常じゃないと思いましたが、
もう慣れてしまって普通にしか思わなくなってしまったので恐ろしい(笑)
ネギまるまる2本分。
ラーショ(ラーメンショップ)のネギの倍といったところでしょう。
ネギをある程度片づけたところで現れるチャーシュー、ゆで卵半分、そしてメンマ。
ネギの辛さがどんどんスープに増していってしまうので、後半はその相殺で豆板醤投入。
そうそう、「もしお嫌いでなければ」とゆで卵をくれます。
遅い時間はなくなっていることも。
これは「ラーメンネギ増し」です。
もし「ネギネギ」以外で、と思った方にはこれがいいかな。
相当量のネギははいっているものの、ネギネギほどのハードな辛さはないです。
探せばこんなにチャーシューは入っています(笑)
なのでチャーシューメンやチャーシュー増しも慣れてからでいいんじゃないかな、と。
サービス玉子オン。
さて、最後のお勘定にも少しだけ暗黙の了解があるようです。
それは店主が一旦作業をやめるので、その時に声をかけて「お勘定」となります。
もちろん先に声をかけてもいいのですが、結果待たされてしまうので同じことです。
もう一人の方がいるときにはスムース。
以前にも書いた通り、常連にならない限りは、仙龍のラーメンは一つの興味(体験?)としてくらいがいいかもしれませんね。
ただ、はまってしまったら間違いなく「中毒」です(笑)