さぁ、10連休突入ですね。
本日からキャンプ場へ向かうキャンパーさん、全国で数えきれないくらいでしょう。
なかにはこのチャンスを活かした「平成・令和またぎキャンプ」を計画された方もいるでしょうし、
もしかしたら10日連続キャンプなんていうツワモノもいらっしゃるでしょうね。
キャンプという野外における安全に関しては、
過去繰り返し繰り返しこのブログやメディアを通じてお伝えしてきました。
その中で、ある意味自分ではどうにもならない外的要因は天候で、
これに関してはこの10連休では大きな影響を及ぼすものは天気予報上はなさそうです。
雨予報はあるものの、危険度の高い天候要因があがっていないのは実に何よりです。
ただし、局地的には変わりゆく気候に影響された突発事項(そこだけ大雨、予期せぬ突風・竜巻など)がないわけではないので、けっして油断だけはされませんように。
あくまでも野外の生活です。自分の思うようには絶対にいきません。
もう一つ。
長期キャンプの落とし穴。
それは体調なんです。
私自身1週間以上連続キャンプをした時に強く感じました。
やはり慣れてない場所と、そもそも毎日が野外にいない身体は、
ジワジワと体調に影響していく場合があります。
2泊くらいはキャンプの興奮という緊張感の中たいていはそれが見えてこないまま帰宅に至ることが多いけれど、
そうではない4日以上あたりからは少しずつなにかの変化=キャンプ(野外)疲労におそらく気が付くはずです。
心と身体は一体でもあり、あるときそこが合致していない状況もあります。
気持ちは楽しいキャンプのまま。でも身体は思わぬ疲労の蓄積になってきている、
そういうことです。
繰り返して言えば、本来していない野外生活に身体はそうそう適合しないのです。
それを忘れてしまうと思わぬ落とし穴があり、体の不調につながったりします。
だるい、頭が痛い、お腹の調子が悪いなどなど。
シュラフ生活が及ぼす腰痛とかもありますよ。
もっといえばそこで突発的な病気が出たらどうするか、という問題もなきしではありません。
かくいう私もGWにキャンプ場から真夜中に病院に運ばれ入院したという経験の持ち主です。
対策としては、まず「自分や家族の体調に関して甘くならない」です。
何かの不調を軽々しく看過せず、それを感じた時点で対処を練ることです。
特に小さいお子さんや奥さんら女性。
完成されていない子供さんの体力は大人と同じではありませんし、
女性は身体のリズムが男性とは全く違います。
それらの微妙な変化を管理して、予定を変更してでも休養する、持参した薬を使ってみるなどなど。
とにかく素早く対処することです。
管理人さんに相談するものもちろん良策です。
管理人さんの「管理」は、施設のみならずその責務はキャンパーさんに対しての管理にも及んでいるからです。
当たり前ですが、家族分の保険証を必携しましょうね。
本当に役に立ちますよ。使わなければそれでいいまさに「保険」です。
体調のこととは別に、ロングステイに付き合っているキャンプ道具たちの状態チェックも忘れないように。
長く張られたテントやタープの気が付きにくい変化はあったりします。
ある意味これもキャンプ疲労です。
テンションキツキツで幕体に伸びている部分があったり、逆に緩まってしまって機能していないところなど。
ペグも気を付けたほうがいいですね。じわじわと抜けかかっていたりして、それが飛んだりしたらえらいことになります。大事故直結です。
おいおい、楽しいキャンプにそんなことうるさく言うなよ、
そう感じられた方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、毎回言うようにレジャーをプレジャーにするためには、
さまざまな危険回避をしてこそです。
この一文に先立って「キャンプは失敗を許しあう空間」ということを書きました。
その「失敗」というのは笑って済ませていいことだけです。
リカバリーが可能であり、決して安全性を大きく損なわない範疇での話です。
キャンプの安全に直結することだけは「失敗」がなきよう、
野外活動の、それこそ「非日常」の中にいるという緊張感は失わないようにお願いいたします。
みなさんの、大いに楽しい思い出になることを祈念しています。
私は本日ケニーズファミリーさんへお邪魔します。
また星空観賞などもしてキャンパーさんと一緒に楽しみたいと思いっています。