自分にとっての、博多ラーメン「ど真ん中」はこれかもしれません。
「博多 大砲ラーメン」
この名前が実にややこしく、大砲ラーメンといえば久留米ラーメンの代名詞だし、
しかも博多や天神にもあるので、オヤ?姉妹店?支店?かと言えば関係はない様子。
新旧の看板に味わいあり。
店舗はバラックのままをまだ残しています。
私より1年後輩なんだ。
東京オリンピックイヤーが創業なんですね。
令和となり、もう二昔前。
博多・中州・大砲ラーメン。
この周囲とアンバランスなゴチャゴチャ感が、いかにも博多ですよね。
この橋(春吉橋)を渡れば、中洲の屋台。
屋台という競合があれだけあるのに、
店舗としてこの場で確固たる地位を保っているのを考えれば、この店の味の確かさが分かろうというもの。
お店は昭和のままかと思わせるクラシック。
メニューは大変シンプル。
いい感じのとんこつの香りと共に、実にちょうどいい大きさの丼が運ばれます。
このシンプルさ、
コのスープの粘り、旨み、力強さと潔さ。
ちょうどいい、本当に「ど真ん中」なんですよね。
上品すぎることもないし、でも下卑た感じもない。
麺はバリカタで注文。
この美味しいスープの中、いい感じで泳いでくれています。
チューシューは屋台系より少しだけ厚みがありますかね。
中盤以降はごまと紅しょうが。
とんこつと紅しょうが、彩りからいってもベストマッチですよね。
ごちそうさまでした。
確かに久留米大砲ラーメンとは全然違うし、
この名前が一緒だというのがややこしいだけ。
私はこの大砲ラーメンは久留米大砲ラーメンとほぼ同等に好きです。
だいたいこれは屋号なんですから比較しても意味ないですよね。
長寿庵とか、来々軒とか、そういうものと心得えれば。
LENS : SIGMA DN 19mm F2.8