過ぎ行く冬を偲んで(笑)、毎年恒例の、今年の「コンポタ缶」まとめ。
各社2018年〜2019年冬シーズン登場のコンポタ缶味比較を実食にて行いました。
↓↓ 昨年のレポートはこんな感じ ↓↓
まずはコンポタの王者ダイドーさん。
革命的な広口ボトルは今年も健在。
しかし「濃厚デリ」なんぞという時代に媚びたネーミングは王者に全く相応しくない!!
味も濃厚というほどでもなく、かえって程よいくらいなのだから、変なネーミングや謳い文句はやめて欲しいんだけど・・
そう言わないと過当競争に勝てないのかな。
粒はそんなに多くはないはずなんだけど、
やはり残さないという仕組みの満足感、達成感(笑)は強烈な武器ですね。
いずれにせよ、コンポタとしてのバランスと満足度が№1であることは今年も変わらず。
もう一つの大定番ポッカはあまり昨年とボトルデザインは変わらず。
変わらないということはいい意味で好印象なのでしょう。
しかしこれまた、じっくり、コトコト、シャキシャキ、とろ〜り、濃厚、もう一回とろ〜りと、まぁしつこい装飾語のオンパレード。
いいんだけど、コンポタのこういう過剰な言葉の上乗せアピールはもう食傷気味だなぁ。
味はあのしつこい装飾語が確かにウソじゃないくらいコクのあるうまさは今年も健在。
ダイドー以上にクセのない万人向けの安定感。
気のせいか昨年より飲み口が少し軽くなったかな?
そうそう、通常のコンポタ缶の
コーンをなるべく残さない方法はこれ。
これは驚いた!
毎年なんかやってくれる伊藤園。
特濃に偽りなし。
飛び抜けて濃いです。ただ濃いだけならしつこくて飲めないけど、コクがありつつヘビーな濃さではないのが優秀。
それとコーンだけではなく野菜の濃さが感じられてリッチなんですよねー。
さすが充実野菜コンポタの進化系。
しかも、今年のは特段に粒がデカい!
まぁ、こんなに食べ応えがあるコンポタ缶は過去なかったでしょう。
やってくれました、今年の伊藤園は。
キリンは直球では攻めず、ブランド力のある「セカキチ」に持ってきた戦略はもう常道になりましたね。
普通にやっていたらダイドーとポッカの二大巨頭の牙城は崩せないですから。
ただこちらも判を押したような「濃厚」アピールをしているのは残念。
以前だったかの「焼きトウモロコシの・・」なんかは実にセカキチらしかったのに。
ただ味は特徴的で、二大巨頭とは差別化されたチーズ風味がよく効いていて、とても上品。
ちょっとしょっぱめなのは相変わらず。
ここが好みの分かれるところでしょう。
今年は昨年以上にけっこうよく見ましたので、かなり評判が上がったのかもしれません。
コカ・コーラのビストローネセレクト。
「食べるコーンポタージュ」
やはり今年もイマイチでした。
とにかくコクが足りないし、まるで粉末みたいなんですよね。
食べる、と書いてるけど全然そういう手ごたえはないし。
そして最後は
サントリーの
BOSS。
とうとう、こうきましたか!
キリンのセカキチ同様にブランド作戦。
これはいいと思いますよ。
ただ、ほとんど売ってない!(笑)
どこの自販機にもなく見つけるのが一苦労。
初期のセカキチみたい。
なんといってもこのすっきりしたデザイン。これは好感。
「コーヒーづくりから得た知見のつまった美味しいスープ」
なんていう文言もちょっとイキ。
ただビストロBOSSっていうのは、コカ・コーラのビストローネが先行しているからネーミング的にはちょっと・・・
味は意外なほど美味しくて?、もしかしたら今年のMVPかと思ったほどです。
ハデに濃いわけでもなく、押し出しがものすごい強いわけでもなく、
とてもバランスが取れてる。
コーンは今一つ十分には味わえないかなぁ。
今年はアサヒの「コクうま コーンポタージュ 缶」をほぼ見かけなかったですね。
もうこの分野は捨ててるのかな?(笑)
来年まさかの「スーパードライ コーンポタージュ」とかで打って出るとか(笑)