町田の記憶①からの記憶です。
一龍という札幌ラーメンの名店、都南デパートというバラックのような商店街が無くなってしまった話をしました。
しかし今でも当時の面影を強く残す場所がありました。
それが「町田仲見世商店街」です。
まさか健在だったとは・・・
レンガ通りというところを進みます。
しかし当時もこんな雰囲気だったような・・
微妙に記憶がないのですが、
今のがむしろきれいに見える？
なぜにいまだにこのアーケードが残っているのかといえば、
もしかしたら保存運動とかがあるのかな。
一部はリノベートされ、
主に立食BARや居酒屋さん。
しかし考えてみたら飲食中心であれば「商店街」じゃないような気もするのですが（笑）
まぁ、それはそれ。
反対側の入り口。
で、伺うのはこちら。
「七面」
これこそ本当に懐かしい。
一龍なきあと、私の知っている町田はここに残っていました。
ただし脳裏にハッキリとその当時の面影があるわけではないので、
この店構えが当時のままかどうかは自信がないです。
この余白が返って気になって仕方がない。
しかし35年ということは、私が初訪問したときはまだ３年目。
この32年分のギャップが今の姿と昔の記憶が擦りあわないのは致しかたなし。
なるほど。
そうそう、ラーメン、タンメン、それから味噌ラーメンも記憶はあるけど、
「辛味そば」は知らない。
当時はなかっただろうなぁ。
このカウンター。
かすかに記憶が蘇る。
こうだったと思う。
ご夫婦で当時からお店を守っておられた・・・
そうだ、そうだった。
一龍が不愛想過ぎたので（笑）、こちらのご夫婦の親切さにこの店に来たこともあったっけ。
こういう貼り紙があったかどうかは記憶にはないけど、
やはり親切さは健在ということですね。
よかった。
タンメンです。
これは驚き。
当時のものの記憶とかなり異なる。
いや、記憶が曖昧なので、多分その当時にはなかったものが入っている、
そのことだけに違和感を感じているのでしょう。
それはまさかのパプリカ。
これは当時なかったはず。
だいたい色鮮やかなパプリカ自体、ほぼ流通していなかったですから。
メンマがこんなふうに乗っているのもあまり記憶にない。
記憶がどうあれ、パプリカ、インゲン、しめじが炒め野菜に入っているタンメンというのは、
日本どこを探してもないんじゃないかなぁ。
さて、実食。
32年前の味を思い出す・・・というが常道なんでしょうが（笑）
正直いえば、思い出しませんでした。
でも32年前のもとはまるで違って当然だし、
その姿にとどまっている必要なんかないわけです。
これはこれで今の七面のタンメンとして素直に味わいましょう。
とにかく優しい味です。
優しいのでパンチとかはないし、ひとつ塩加減が足りないような気もしますが、
山岸さんが言ったように、「ラーメンは人ガラ」です。
これでいいのです。
麺は「手打ち風」と看板にあるように自家製麺とおもいきや、現在は製麺所のものだそうです。
ご年齢からいってしょうがないことです。
第一、この麺は普通にいいですよ。
途中、少しラー油を足して。
が、このラー油も優しい（笑）
七面とは、七面鳥でも、七麺でもないそうですよ。
山梨の「七面山」に由来しているとのこと。
ご馳走様でした。
いい時間でした。
猫猫茶！
マオマオチャでいいのかな？
アクセサリー店も。
以前、この仲見世にどんなお店があったのかさっぱり覚えていない。
魚屋さん（今でもある）、八百屋さん、お惣菜やさんとかあったよなぁ。
あ、これは覚えてる。
大判焼。
そういえば、回転焼とかも言われたし、
なによりも今川焼って言いますよね。
ものすごい種類。
ほんとうは・・・こしあんが欲しかったのですが、
売り切れてしまったので無念ながら（笑）粒あんとなりました。
あんこ以外は今日気分がどうしても乗らないので。
そうそう、そもそも大判焼って丸い今川焼とは違い小判型なんですよね。
ああ、うまいなぁ。粒あんではあるけど（笑）
たしかに気持ちが疲れた時、この大判焼を買ったことあった。
目の前にある喫茶店。
喫茶店でサボったことがないと前述してはいますけど、
お店の担当者さんが「お茶するぞ」と連れて行ってくれたことは何度もあります。
それにどうしようもなくエスケープしたくなった時にはこの店に駆け込んでいました。
このロッセには本当によくお世話になりました。
32に年前の「まちだ東急百貨店」
この景色だけは変わらない。
確かに辛い思い出ばかりの町田ではあったけど、
この街で得た、なんというか東京都下の独特の「街感覚」、
これはその後の大きな財産となっています。
いまだに日本のどこでも街歩きが楽しいのはこの時得たものです。
当時、ここに住みたいなと思ったくらい。
辛い思い出、それはそれ、
町田という街を久しぶりに訪れ、
いい「街」だ（笑）と思ったのは本当です。
by sammag
| 2019-02-26 07:00
| 全国らーめんの記録
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