天平のソラと雲を写真に収める3つめは、
法隆寺、夢殿、中宮寺に続いて
唐招提寺です。
唐招提寺は薬師寺のある西ノ京のすぐ上、
周囲に特に何もなくまさにソラの広い奈良らしい土地柄。
南大門。
奈良の多くの寺院のなかでも商業的な香りがない?
珍しい雰囲気です。
しっとりしています。
金堂。
ソラと雲と天平の甍。
この圧倒的な姿を見て時が止まってしまうくらいの感動を覚えます。
素晴らしい建造物のバランス。
エンタシスの支柱の美しさ。
少し曇りがちのこの日。
講堂。
実は平城宮の一部分の移築物。
であればこれこそ天平の甍。
宝蔵。
実は国宝。
礼堂。
奥が開山堂。
開山堂から見る景色。
御影堂。
ソラがやっと広がってきてくれました。
開山御廟への道。
この静けさと日と影のコントラストに心打たれました。
ここにもソラがありました。
ここにもソラがあります。
本坊。
唐招提寺。
実に素晴らしかった。
多分以前に訪れたのは20代だったと記憶していますが、
その時にはこの感動を得ていなかったでしょう。
若すぎて。
今、50代にして、この唐招提寺の品格の高さ、心が清々しくなる伽藍の美しさにやっと触れる視覚が出来たのかもしれません。
唐招提寺から西ノ京へ向かいます。
このソラと雲。
街と田園と低い山。
これぞ奈良。
この後、薬師寺に続きます。