けっこうたくさんの沖縄そばを那覇市内で食しました。
庶民的なものゆえそれほど大きな差があるわけでなく、
だからこそ期待外れも少なくどこでも美味しくいただけています。
逆に言えば差別化されにくいし、突出しにくいのも沖縄そば。
ところが、”あたまひとつとび抜けた” そんなお店にとうとう出会ったのです。
それが「首里 ほりかわ」です。
人気店ではちょっと考えらないような辺鄙な場所にあります。
何かの地図に従っていかなければまず到達できないでしょう。
なにしろクルマが入ってこれないような道ですから。
雰囲気ありますね。
なるほど。
これは何かが違う予感。
表通りのパーキング(徒歩3分)が使えます。
と言っても40分の割引コインをもらえる仕組み。
入り口には製麺機。
自家製麺の証し。
ランチなので、このおすすめセットにしました。
沖縄そばを出すお店とは思えない店装。
とにかく混んでいるようです。
店内の席がいっぱいだということなので・・・
テラス席へ。
なんと箸袋があみだくじ。
「詳しくは言えないが・・」って(笑)
おすすめセット
ほりかわ・そば ドリンク付きセット。
ややこしい(笑)
見るからに今まで食べてきた沖縄そばとはちがうビジュアル。
ソーキなどとは一味ちがう、チャーシューともいってもいい煮込み豚。
あぐー肉みそじゅーしぃー。
じゅーしぃー数あれど、肉みそが乗っているのは初めて。
甘すぎず辛すぎず、味も濃すぎずじゅーしぃーの味付けとうまく塩梅されています。
かき揚げ。
天ぷらといったら九州以西はこういうのですよね。
小さいもずく酢。
まず特徴的なのはこの乳白色のスープですね。
かつおだしを前面には出してはいず、
クラッシックな沖縄そばにラーメンに少し近いモダンさを加えたスープです。
もちろんラーメンそのものではなく、しっかりと沖縄そばの範疇でまとまったものです。
ここまでの完成度は、気楽な沖縄そばにあって、ご馳走感があります。
なめらかでコシのある生麺。
これも沖縄そばのそれよりも、むしろラーメンの平打ち麺に近しいかもしれません。
かなり原液っぽいシークワーサージュース。
シークワーサーはとても原液では飲めない濃くてすっぱいもの。
ジュースであるなら原液100%でなければならないのですが(笑)、
さすがにそうはいかずともこれだけ薄めてもジュース感とすっぱさがあるものは飲んだことがないです。
こんな場所に、こんな名店が。
それがいいですね。
ただ、気軽な沖縄そばの店と、このほりかわを、単に比較すべきではないように思います。
「一つとび抜けた」というのは、別の次元にあって、同じステージで語るのはちがう、という意味です。
ほりかわ
ジャンル:沖縄そば・沖縄料理
アクセス:ゆいレール首里駅 車5分
那覇空港 車20分
住所:〒903-0816 沖縄県那覇市首里真和志町1-27(地図)
周辺のお店:ぐるなび 那覇×沖縄料理