鳥取のラーメンといえば「牛骨ラーメン」
米子にある二つのタイプが異なる牛骨ラーメンを食べ比べてみました。
まずは「来香」
すぐ隣が役所で、周辺何にもなし。
米子駅からはゆっくり歩いて10分ですかね。
ここは迷わず牛骨ラーメンなんですが、ターゲットは「牛骨塩らーめん」
まず、何よりも先に印象深いのはスープの香り。
牛骨の独特の甘いあの香り。
臭みはないです。
この甘い香り、どこかで味わったことがあると思いだしてみたら・・
そうだ! 関西の「かすうどん」!
この黄金のスープは実によくできていますね。
洗練されています。
ビーフコンソメ的な味わい。
普通のラーメンスープを求める人には別物ではあるけれど、これはこれでユニークなスープです。
ちょっとクセになってしまうかも。
いい麺です。
このスープに合っています。
チャーシューはトロトロ系。
添えてあるメンマは上品な味わい。
ただそんなには特色はないかな。
むしろもやしが牛骨ラーメンのベストマッチ食材かも。
すっかり飲み干せ平らげることが出来る、極めて質の高いラーメンです。
爆発的な美味しさとかではなくとも、”ちょうどいい”美味しさ。
しっかり研究されたラーメン、そんな感じです。
周辺品のいい建物があり、ラーメン屋さんがありそうな場所じゃないけど・・・
来香はそこにポツンとあります(笑)
おや、地域猫さん。
さて「来香」から少し歩いていくとなんとも言えない情緒ある街並みに。
コンビニって(笑)
そんな一角に「むさしラーメン」
牛骨ラーメンの老舗の一軒。
なんとも不思議な造り。
いちおう駐車場もあるのですね。
お店に入る前にすでに「牛骨」の独特の甘い匂いがもうこの時点で立ち込めています。
中華そば屋的ではなく、老舗の「ラーメン屋さん」という店内。
お店にはやや高齢のご主人おひとり。
不愛想というほどではないけど、愛想があるわけでもなく”いかにも”です。
何の問題もなしですが。
ラーメン。
店内も牛骨に匂いでいっぱいですが、運ばれてくればさらに充満。
この香りがダメな人にはちょっと難しいかな・・・
関東の人間には当たり前すぎて気が付かなかったけれど、
来香もこちらも薬味は白ネギですね。
湯気が一切立っていないのは脂に閉じ込められているから。
肩ロースのチャーシューかな。
トランプのような独特の盛り付け。
あまい牛骨の香りから引き上げる麺。
絡まるねっとりとした牛骨の脂。
洗練された来香のスープとは真逆で、本当の原型はこうだろうということを思い知らされるパンチ。
ちょっと残してしまいました。
まずスープを残すということがあり得ない私ですが、今回はギブアップ。
それはスープというよりあのねっとりした甘い脂がもう受け付けなかった、ということです。
決して美味しくはないとかではないのですが、食べなれていないというが原因かもです。
残してごめんなさい。
こちらでは当たり前な合体店。
むさしからすぐ先にはまたまた急に城下町の旧家の風情が。
海も近いので水運で栄えたのかもしれません。
これは歩きがいのあるいい感じの街並みです。
旧所名跡とかではなくとも、ナチュラルな風情があて非常にいい場所です。
「笑い通り」
文化財となった旧家もありました。
大正モダンのような建造物も。
え?え?
これは??
「厨」
すごいステキな和ダイニングじゃないですか。
ここもいい感じのお店ですねー。
で、この先が以前紹介したネコ天国の街です。