SAMの雑話・雑感

【蜃気楼】西城秀樹の最後の名曲 ~後楽園の思い出


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この喪失感はなんなのでしょう。


西城秀樹さんがお亡くなりになったということを知って以来、ほかの有名人の逝去とはまるで違う気持ちになっています。

何か自分の一部が欠落したような。


西城秀樹さんのファンとは言えませんが、西城秀樹さんは青春時代の大きな思い出があります。その話はあとにして・・・



西城秀樹さん最後の新曲だったのが還暦の時に収録された「蜃気楼

この曲は私が大好きなアーティストがかかわっています。その人はギタリストの今剛さん

以前、ギター界の仙人として紹介したことがあります。



この蜃気楼を作詞作曲したのは元classの岡崎公聡さん「KO」さん

そしてこの曲を発表したグループ「Battle Cry」のリーダーが今剛さん。


なので西城秀樹さんのオリジナル曲ではないものの、脳梗塞を患った西城さんがこの曲を知り、

「この曲との出会いは運命を感じています。「蜃気楼」の歌詞にある”もう一度だけなら立てる気がした 焦げ付きそうなこの体”という歌詞に、暗がりの中から一筋の光が見えたような、そんな気がしました。。僕自身にエールを送るためでもありますが、聴いてくださる皆様にも心に響いた歌でもあったようです。この曲は僕が歌ってこそ意味がある」

闘病後のコンサートで歌い続けた結果、最後の新曲としてkoさんから譲り受けたということのようです。

そして「蜃気楼」を含めた最後のアルバム「心響」を彩ったアーティストが、山木秀夫、松原秀樹など日本有数のスタジオミュージシャン軍団で、リーダーはもちろん今剛さん。




こうやってお亡くなりになってもう一度聴いてみると、その生きざまそのものが謳われています。



もう一度だけなら 勝てる気がした

傷だらけでも構わない

夢は幻 目の前の現実を生き抜く

どうしようもなく叫び続けた

あの日の俺はもういない

どうにもならないと諦めていた

永遠の魂 二度と探せない

蜃気楼


もう一度だけなら 立てる気がした

焦げつきそうなこの身体

闇に塵の世 一筋の光求めて

どうにもならないと諦めていた

胸が引き裂かれる痛み

欠けた月の夜 蒼白く光る

蜃気楼


西城さんのような壮絶な人生など送っていませんが、この境地を今から数年前に長い時間感じていました。

「胸が引き裂かれる痛み 欠けた月の夜 蒼白く光る」

さりげないこの歌詞は名文です。


今さんは編曲もしています。いかにもな今剛サウンドで、イントロ、サビの持って行き方、間奏、エンディングはまさにそれ。

西城さんの歌い方は恐らくこの時の最大パワーで、全盛期のそれとは違いますが、むしろあのハスキーな声は影を潜め柔らかく太く優しい。

途中少しだけ裏返るあの感じはヒデキ節だし、最後の最後の一節にあの絶唱法が大爆発。

ここは泣けます。

最後に得たこの曲はきっと大切な曲となったことでしょう。


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自分の青春時代、そう言ってもいい高校生から大学の時。

毎年後楽園のHIDEKIのコンサートを見ていました。

何年も。


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どうしていかというと、長い間後楽園のバイト、それもハウス食品のバイトをしていたから。



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ハウス食品と西城秀樹さんの関係は言うまでもないでしょう。

なのでこの後楽園スタジアムコンサートはハウス食品1社の冠興行でした。

他社が絡んでいずにいたので我々アルバイト10名だったかな?全員が招集されて、それはもう味わったことのない忙しさでした。

私が一人で売り上げた金額は巨人戦の最高金額の5倍で、たしかポテトチップスととんがりコーンをすさまじい数を売り、品出しした瞬間1分で売り切れたのも思い出します。

そんな狂気のような中、後ろから聞こえてくる秀樹さんの熱唱。

そしてチラ見すれば考えられないようなド派手パフォーマンス。

正直それが毎年の楽しみで、忙しかろうが何だろうが絶対参加の行事でした。

あんなパワフルなコンサートは後にも先にも味わったことがありません。

雨のヒデキといわれるほどの雨男で、後楽園もよく降っていましたね。

それもいい思い出です。




数あるヒット曲の中では、こんな曲が意外と好きでした。




「聖少女」

吉田拓郎の作曲。広島県民同士。

間違いなく拓郎節なのに、西城秀樹さんが歌うとまるで別物になるから不思議。

オフコースの「眠れる夜」もそうですね。




そしてこの曲、「ブルースカイブルー」

この歌唱力と表現力。

歌謡曲の歌手と異次元の、ボーカリストとしての圧倒的な実力者であることが分かります。





オーケストラの生演奏とも相まって、だんだん少しづつ盛り上がるあの絶唱は歌劇でも見ているかのよう。



後楽園のあの華やかな姿、一生脳裏から離れることはありません。

本当に格好よっかった。


ご冥福をお祈りいたします。







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by sammag | 2018-05-20 11:03 | SAMの雑話・雑感 | Trackback | Comments(0)

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