新緑に包まれる頃、街にいても、キャンプにいても、実に心和らぎます。
一年で一番「感じること」が好きかな。
その心情にピッタリな曲はこれ。
「愛と風のように」
むしろ、ケンメリの名前がタイトル代わり。
こういう世界観の曲は、日本には他に全くないような気がします。
まるでC,S,N&Yみたいな。
そしてあのあまりにも有名なCM。
こんな情緒ある映像のCMは、最初で最後の大傑作じゃないかと。
スカイラインが、ではなく、クルマが私たちに何をもたらしてくれるのかを、こんなにシンプルに美しく表現されているCMはないでしょう。
16作続いたのなかでは、最初の5作までがそれで、以降はだんだんと商業的になってしまったのが実に残念です。仕方ないことですが。
中では、4作目と5作目は、クルマの宣伝を全くしない、あの時代でありながらクルマの価値だけを訴える画期的なものです。
映像が素晴らしく、一言も聞こえてこないのに2人の細かな表情から全てが読み取れ、愛の育み方がまるでニューシネマのよう。
今気がついたのですが、実はあまりにも印象的な「愛のスカイライン」に歌詞が置き換えらたのは途中からだったのですね。
だからこそ、スカイラインがカッコいい。
道の向こうに 出かけよう
今が通り過ぎてしまうまえに
もしケンメリスカイラインとこのCMがなかったら、日本のクルマのあり方が10年遅れたかもしれません。