神奈川県の厚木にある、1日数組限定完全予約制のキャンプ場。
TINY CAMP VILLAGE
タイニーキャンプビレッジ
を訪問してきました。
TINY = ”とってもちっちゃな”
この名前の通り、私が過去訪れたキャンプ場の中でも最もミニマムなキャンプ場のひとつです。
そんな小さなキャンプ場だからこその魅力を少しでもご紹介できればと思います。
このキャンプ場へ行くにはナビだけだと最後迷う可能性があります。
まず「七沢荘」をセット。
Google でもキャンプ場の名前を入れるとこの橋を通り過ぎてしまいます。
下の地図では赤のアイコンがこの橋、緑がキャンプ場です。
橋を渡って七沢荘の看板に従い、すぐに右折して坂を上ります。
登り切ったらまた右折。
この先すぐ右手が七沢荘、まっすぐに進むとタイニーキャンプビレッジへのアプローチ。
星が可愛い七沢荘のバス。
ここでキャンプ場の看板。
でもまだまっすぐ。
まだまっすぐ。
えー!?この道でいいの??
・・・と思っても、まっすぐ(笑)
大型車や車高の低いクルマは少し注意。
ここが管理棟ではありますが常駐ではないので、入口に書いてある電話番号に電話するといいでしょう。
すぐに来てもらえます。
オーナーの中村さん。
若干27歳!
管理棟を少し進んで左がキャンプサイト。
左右の森を挟んで縦にサイトが並んでいます。
最奥から反対に見たところ。
サイトの奥のここは、時期(6月~7月)になるとホタルが飛び交うんだそうですよ。
ホタルをサイトから眺められるなんて贅沢ですねー。
最奥は続きの2サイト。
一見これは何?と思ってしまうくらい可愛いサニタリー。
そしてこの隣にあるのが「ツリークロスアドベンチャー」
なんと3ヘクタールもあるそうです。
上から2番目のサイト。
植栽ひとつで分かれているのが可愛い(笑)
中段のサイト。
下段のサイト。
ちょうど区切りのあるこれは・・・
なんとここから源泉が!
管理棟ともいえる入口にある「JIG HOUSE」
フリースペースでもあり、ワークショップでもあるユニークな場所。
キャンプの洗い場はここにあります。
実は開いていれば JIG HOUSE 内の洗い場も使えます。
環境洗剤があるのでこちらを使いましょう。
元々この場所は全く違う存在で、それを1年以上かけて中村さんが全て手作りで改築。
中村さんのセンスがそのままになった場所です。
これも一から手作りのピザ窯。
ここでのピザ体験は予約で出来ます(¥2000)。
かぼすの山!
ここはお風呂ですが残念ながら使えません。
もしこんなかぼす風呂入ったらすごいでしょうね(笑)
上と下の写真を比べてみてください。
以前はここでなんとホタルの養殖をしていうからオドロキです。
それにしても変わりましたねー。
サイトの入り口にあるこの建物。
元はイナバの物置だとは気がつかないでしょう(笑)
ましてや中を見たら全くわからないです(笑)
ライブラリーでもありカフェでもあり。
この場所で氷が出来た由来で付けられた「香裡」
全て手作りのジャム!
サイトの裏手にある竹林。
中にはこんなスペースが。
この向こう側が宮沢湖かな。
夜の星の綺麗さはこれを見ていただければ想像つくと思います。
このキャンプ場の評価は、この小ささを理解してキャンプをするかどうかで大きく変わるのでしょう。
例えばカウンター席のキッチンの過ごし方と、着席のレストランでの過ごし方は違うように。
そして、このキャンプ場の本当の楽しみは・・・
おそらく・・・
「育てる」ではないでしょうか。
オーナーはこのキャンプ場を産み出し、今育てています。
でもそれはオーナー一人で育てているのではなく、意識するかしないかは別として、きっとここに訪れているキャンパーと共に育てている最中なのだと思われます。
完成したキャンプ場でキャンプをするのも楽しいです。
しかし「未完成の余白を一緒に育てていくことが出来るキャンプ場」というのもとても魅力的なのです。
TINYは「こじんまりとした」という意味の他、「ちっちゃな子ども」という意味のあり、もしかしたら実はそちらの意味のほうがこのキャンプ場にふさわしい意味なのかもしせません。
どうですか。みなさんもこのちっちゃなこどものような、愛おしさがあるキャンプ場を「育てて」みませんか。
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