正直以前八王子にいつ来たのかまったく思い出せません。
20年前? 30年前? 40年前?
ということでたまたま乗っていた横浜線で思い立って途中下車。
「そうだ、八王子のラーメンを食べよう」
いわゆる八王子ラーメンではなく、
八王子を代表する「煮干し鰮らーめん 圓=にぼしいわしらーめん えん」
いまや八王子と言えば、大工の街ですが(笑)、
もっと驚いたのはここ。
渋谷センター街じゃないのか!これ??(笑)
だってしかもここ斜めですよ。
それにしてもそこらじゅう繁華街。
こんなにすごかったっけな?
わずかなかけらの記憶とちがう。
でも、この喧騒を抜けて道一本渡ると・・・
人気のない住宅地に。
そしてラーメン店としては極めて稀有な青い看板。
この独特の雰囲気。
これは否が応でも旅気分が盛り上がる!
きれいなカウンターの配列。
こういうことを保つのは出来そうでできないことなでのす。
このルックスだけでまず間違いないことが約束されていますね。
真面目な店主が作る、真面目なラーメンだと一目で理解。
細かい味云々はいいでしょう。
この真面目さを味わっていけばきっと最後に満足感に浸れるでしょう。
煮干しのにおいが充満するのかとおもいきや、そんなことはないです。
いいスープですね。
全粒粉っぽい麺。
すごい角が立ってる。
思った通り、満足感に浸れました。
余韻がいいラーメンはいいラーメン。
絶賛とかそういうことではなく、どうして多くの店がこういう真面目なラーメンを作らないのか不思議。
シャレてはいないけど、引き算だらけの店であることがよく分かります。
飲食の引き算ってすごく難しいはず。
繁華街の賑やかさと隣接していながらこんな店もあるし、
こんな店もあるし、
八王子らしく、オシャレな家具屋さんもあるし。
八王子、1時間旅。
東京都下の街は実におもしろい。
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