球場で見た交流戦はマリーンズの大勝。先発渡辺俊介は調子が悪かったが、打線爆発で7勝目。一塁側は大盛り上がりで、これだけ気持ちのいい試合をすれば私を含めにわかファンみたいなものもこれならどんどん出てくるだろう。
さて素人の私ではあるが、マリーンズの強さをこんな風に感じた。打線が強力なのは数字が示している通りだが、目立つのは打線の誰もがすごく振りがシュア。大砲フランコや李スンヨプでさえ大降りではなくコンパクトに振り切っている。だからフライが上がらずライナー性の当りや鋭いゴロが多い。この日球場の名物海風は10M。もしかしてこんなマリンスタジアムの逆風の中でどのようなバッティングが有効かを研究し尽した結果ではないだろうか。対する中日はそのようなバッティングは福留以外いなかった。
そしてもうひとつ。内野陣、特に三遊間の守りがすごく堅い。もちろんそれ以外も堅守で、かなり投手陣を助けているように見えた。
これから夏場にかけてバッティング、守りのどちらかはリズムが崩れることがあるだろうけれど、それが短期間で修復できたら優勝はいけるような気がする。怪我人も恐い。
地元のチームの優勝、これは是非見てみたい。
すごく応援でよかったのは比較的鳴り物が少なかったことです。中日がドンチャンブーブーうるさいクラシックスタイルに比べ、かなり洗練されたスタイルでした。それと相手に決して罵声を飛ばさないし、打ち損ねたときにあの「ちゃっちゃかちゃーの、ちゃっちゃ」という嫌味なトランペットももちろんありません。それどころか怪我をした井端が治療で復帰してきたときには惜しみない拍手が送られ、なんて素敵な応援だろうと思いました。サッカーのスタイルに近いですね。
球場、球団、選手もファンにかなり近いサービスをしていたので、地元とのつながりもこれなら深くなるだろうと感じさせました。