西新宿 中華そば「光来」
製麺会社のアンテナショップにして、そのルーツの再展開。
モダンビジネスでもあり、ノスタルジックでもあり、なかなか面白いラーメン店です。
東京のラーメン街道「お滝橋通り」から少し入ったところには柏木公園。
都心の小さなオアシス的になかなか面白い風景があります。
このあたりはなんとなく下町情緒も。
メニューは極めてオーソドックス。
懐かしメニューというより、懐かしいものもあるし、今ウケるものも混ぜ合わせた美味しい構成。
どちらかといえば「街の中華料理店」なら今こんなメニューになるだろう的。
といいながら、ご飯ものはまた違った並び。
さらにはおつまみ系は点心と居酒屋の中間。
総合構成をみると、意外にこういう店はほかにはあんまり存在していない、いいポジションかもですね。
こんなものまで取り入れているし。
中野（沼袋）時代をうまく演出していますね。
それらしいことをそれらしく見せる、これは結構大事なこと。
かといってみなデッチアゲの設定はありえないので、事実を演出するのであればそれは許されます。
茶碗鶏カレー。
これがおもしろい。
当たり前に考えれば「懐かしカレー」＝ライスカレーをメニューに入れるところを、キーマカレーでくるとはなかなかな。
しかもこれはこれで美味しくできているものなかなか。
ワンタン麺。
こうやってみるとワンタン麺というのは、
前菜（ほうれん草、シナチク、ナルト）、スープ、パスタ（麺、ワンタン）、メイン料理（叉焼）と一皿にフルコース料理が詰まっているのが分かりますね。
中華料理店のワンタン麺はほぼ皮だけのワンタン麺であることが多いわけですが、これもそれに違わぬ皮の塊（笑）
嫌いじゃないですが。
ある意味コンセプトショップではありますが、こういう店は会社の近くとかにあって欲しい店です。
by sammag
| 2017-12-13 07:30
| 全国らーめんの記録
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