各特集はかなり実践的で、参考になる度合いは以前のシノセン編集長時代より優れていると思う。
沖田編集長はとても実直で、それでいて真面目一本ではなくユーモアも理解できる人格者だし、スタッフも同様に真剣な人たちばかりだと思う。
ちょうど1年前くらいに編集長から「試行期間は終わって、これからは自分色をどんどん出していきますよ。」と言っておられた。実際そのとおりになっていてオートキャンプにしっかり主軸をおいた唯一無二の雑誌を確立したと思う。
だが・・・
私がどうしても気になるのは本来前面に出るべきでない人がキャラクターとして存在していること。あの人はガルヴィのいったい何?
なんだか高飛車にものを言い放ったり、何でも知っているかのそぶり・・。
そんなにあんたはえらいのかねぇ。
シノセンは豪放磊落だったから何を言っても許されたし、実際裏表の無い表情が読者を安心させくれた。そして現編集長もその威光に苦しみながら今やしっかりと自分の編集方針を確立させ、そしてその控えめながら実直なキャラが読者のハートをしっかりつかんでいると思う。
そんな真面目な紙面づくりにあのキャラは正直まったくマッチしていないと思う。
そしてなによりセンスが感じられない。はっきり言って今のオートキャンプはもう昔のノスタルジックなものではなく、通常の社会の延長線上に存在しているモダンな生活のひとつだ。そこにマッチしていないキャラは正直異様に見える。
その人は「これからのキャンプ場に必要なのはマーケティングだ」などと声高に言っているが、それこそ余計なお世話だ。マーケティングのプロならいざ知らず、素人がそういうことを言うのは自分はすごいぞと見せたがるいわば見栄のようなものだ。
この違和感みたいなものが私だけのものであってほしい。
ガルヴィという雑誌は我が家にとってとても大切なので、これからもとことん付き合っていきたいし、今の冷めた自分の状況を何とか抜け出したいと思う。