双眼鏡といえば、私も勧める星観、バードウォッチング、コンサートなど様々な場所で活躍しますが・・・
実はものすごく活躍する「ある日」があるのです。
それがなんと選挙。ちょっと意外。
演説を見る?
いや、そうではなく「開票」の時。
実はこういうことなんです。
そう、開票作業の見学ができる、
これなんですね。
もちろん見学で立ち入れる場所は決まっていて、体育館なら2階などある程度遠いところ。
ただしこの場所からなら双眼鏡(オペラグラス)を使って見ることが禁じられているわけではないのですね。
で、この見学ができる人は「参観人」といい、
公職選挙法第69条で
「選挙人は、その開票所につき、開票の参観を求めることができる」
と定められており、開票の不正をチェックする意味でもたいへん重要な位置づけです。
開票を双眼鏡で見るというのは一見ちょっといけないことでもしているような気がしましたが、実はその正反対、監視という特別なミッションをも帯びているわです。
それから派生しているのが「当選確実」の仕組み。
あれ、どうなっているのかちょっと不思議に思いますよねー。
予測として有名なのは出口調査ですけれど、
なにしろ開票の見学は開票そのものを見ることができるわけですから、どの票がどのくらい集まっているのが票の山を直に確認できるのであればかなり精度の高い予測ができるということなんですね。
私はすでに本日の投票を済ませました。
まだ「参観人」はもちろん経験ありません。
興味本位でやるものではないので、やってみるべきと思ったときに双眼鏡を持参して行ってみようと思います。