あの、あまりのも有名な長州VS橋本の「コラコラ問答」
ここまでの選挙戦、党首討論など見ていたら、どうしてもこれを思い出してしまうのです。
今一度動画を見直してみたら、これを党首同士の会話に、それこそ今の国民の言葉に置き換えてみると、あまりにもそのままではないかと。
では一度ご覧ください。
長州さんを安部首相に見立てて、橋本選手を小池さんに見立ててもそうだし、逆にしてもなんだか成り立ってしまうし、長州さんを民主党員として、前原さんを橋本選手にしてみたり、長州さんのことばそのものが国民の疑問そのままにも置き換えられます。
「何がやりたいんだコラ! 噛み付きたいのか噛み付きたくないか、どっちなんだー。 どっちなんだーコラーッ!」
そして最後の、
「ヨシ分かった。それだけだ。 オマエ、今言った言葉オマエ、飲み込むなよ。 なあ、吐いて。分かったな。 本当だぞ? 本当だぞ? なあ? 噛み付くんならしっかり噛み付いて来いよコラ。 なあ。 中途半端な言った言わないじゃねえぞオマエ。 分かったなコラ。 分かったな 。噛み付くんだなコラ」
これ、小池さんにぶつけているみたい。前原さんにもかな。
いや、安部さんに対してだって通ずるかも。いやいや、各党首の首相批判もそうか。
何がやりたいのか、そして、何に噛みついているのか、しっかり噛みつくのかどうなのか、
オチの、
記者「長州さん、やるなら1対1というカタチですか?」
長州「時間かかんね」
なんか、これも妙に政局を現しているよう。
元々1対1じゃなかったのか? いつの間に2極から3極に?
この当時のプロレスは今の政局のようにいろいろな団体が乱立し、非常に混迷していた時期です。
だからこそ互いにアジテーションを強くし、試合以外の舌戦も必要だったと思います。
考えてみれば選挙だってアジテーションの世界。
言葉遣いこそ丁寧だけど内容は「コラコラ問答」なみの舌戦もするし、街角演説での、特に党首の演説は「みなさん!!・・しようじゃありませんか!!」と相当なキレぐあいです。
この問答を経て、長州VS橋本戦は実現。
壮絶な試合でした。
あの問答はその導火線。
政治をプロレスに例えるのもなんですが、舌戦ばかりの熱さに終わらず、実際にリングに上がってしっかり組み合い、身体(政策)と身体(政策)を、全力でぶつけ合ってほしいところです。
ということで、全文をここに示します。
長州「何がやりたいんだコラ! 紙面を飾ってコラ! 何がやりたいのか。ハッキリ言ってやれコラー。 噛み付きたいのか噛み付きたくないか、どっちなんだー。 どっちなんだーコラーッ!」
橋本「ナニがコラじゃコラ!バカヤロー!」
長州「ナニコラタココラ!」
橋本「ナンやコラ」
長州「紙面を飾るなって言ってんだコラー!」
橋本「お前が言ったんだろコノヤロー」
長州「言ったのはテメエだろがコラ!」
橋本「ナニこのオイ!」
長州「ナニコラ!」
橋本「言ったらやるぞコラ!」
長州「オマエ」
橋本「オマエ死にてえんだろ、コノヤロー」
長州「オマエ今言ったなコラ!」
橋本「おう言ったぞ」
長州「吐いた言葉飲み込むなよオマエ!」
橋本「そのままじゃコラ!オイナメてんなよコノヤロー!」
長州「ヨシ分かった。それだけだ。 オマエ、今言った言葉オマエ、飲み込むなよ。 なあ、吐いて。分かったな。 本当だぞ? 本当だぞ? なあ? 噛み付くんならしっかり噛み付いて来いよコラ。 なあ。 中途半端な言った言わないじゃねえぞオマエ。 分かったなコラ。 分かったな 。噛み付くんだなコラ」
橋本「オマエに分かったな言われる筋合いはねぇんだコラ!」
長州「噛み付くんだなコラ!」
橋本「オッサン、なめんなよコノヤロー!」
長州「・・・・・」
長州退場、タクシーに乗り込む。
記者「長州さん、やるなら1対1というカタチですか?」
長州「時間かかんね」