またまた新宿の「ほりうち」へ行ってまいりました。
安定のざるは経験済みなので、本来の定番「らぁめん」を味わいたいと思います。
お昼時、行列はないものの店内は立ちんぼが7人。
タオルハチマキ、Tシャツ、長靴、前掛け
それもいいけど、
白衣と帽子
これがカウンターにあると、なんだかラーメン食べてる気がする昭和世代。
左右のアシンメトリーレイアウトに美学を感じます。
しかも、遠近法にもなっているし。
支那竹の呼び方はもうしなくなりましたね。
少々筋張った薄味のこれは、メンマというより支那竹的味わい。
海苔とほうれん草の濃い緑が全体を〆ていますね。
満来に比べたら迫力は劣るものの、丁寧な作りはこちらの方が上かもしれませんね。
けれど通常のチャーシューからしたら3倍の体積はあります。
この平打ち麺はざるのときもらぁめんのときも変わらずにいいですねー。
小麦をしっかり噛み締めて、なおかつ喉越しもよろし。
茹で具合もピタリと決まってます。
スープに比して麺の量はかなり多め。
さすがにちゃーしゅーめんやちゃーざるだと、食べるには時間がかかりますが、らぁめんは一気にいけますし、途中飽きることもないです。
ほりうちに入店前、満来はこの5倍の行列でした。
若い方もチラホラ。
ほりうちにしろ、満来にしろ、確かに私のような昭和世代が数多くカウンター席に座っています。
華美、加飾、コンセプティブ、能書き系もわるくはないんですが、昭和世代のラーメンの拠り所は多分それではないでしょう。
ほりうちの楚である満来は、そもそも昭和では「新東京ラーメン」の位置付けでした。
それがまた長らく変わらぬゆえ、平成では時代ともにノスタルジー化して今に至ります。
平成の先の時代、現在隆盛しているラーメン専門店の何が残り、何がノスタルジー化して行くんでしょうね・・