新緑溢れるGWに「ウェストリバーオートキャンプ場」を訪問してきました。
今振り返ってみると、この時期のこの光景は本当に美しく「新緑」というのは心のリフレッシュとして得難いものだなぁと改めて実感しました。
写真が上手くないのでそれが伝わるかは心配ですが(笑)、いちおう画像の多くはそれをお伝えしようとしているものです・・・という言い訳を前置きしておきます(笑)
実際今回のキャンプにはもう一つの目的があり、それは「GW星空キャンプキャラバン」
この後の2キャンプ場を含めて、せっかく廻らせていただくのなら少しでもそのキャンプ場さんのお役に立ちたいと思い、それぞれの場所で「星空観賞会」を開いて多くのキャンパーさんにさらにもう一つの思い出を作ってもらうことにしました。
もちろんキャンプ場さんとよく相談したうえ、しっかり企画を練ったものとしてです。
もうこれは私の新しいライフワークとして、機会を見つけ積極的にやっていこうと思います。
GWは渋滞が問題ですが、これを避けるのはとにかく早く動くしかないですよね。
ということで早朝自宅出発、そしてある程度したらSAで朝食。
まぁ、このパターン以外はなかなか難しいものです。
ということで何とか中央道の渋滞を避けて初狩SA。
偶然新旧のOUTBACKが。
私のOUTBACKに比べるとやっぱり車格が一つ大きくなったかな?
実は・・・
今回も娘と一緒です(笑)
そういう機会があれば娘であれ息子であれそのチャンスを生かさないと。
そして順調なドライブをして南アルプス市へ。
写真はありませんが、アルプスの光景を眺めながらのドライブは実にいいですね。
オートキャンプにおけるドライブというのはとても大切なプロローグ。
この時の満足感はその後のキャンプ本番にかなり影響があるものと思いますね。
ということでキャンプ場に近い場所でのお買い物。
ザ・ビッグ・白根店はインターを降りてすぐ、大きくていいですね。
スーパーから10分ちょっと。
御勅使川を渡ればほぼキャンプ場までの道。
この看板で左側に入り、少しだけダートを走れば入口です。
通常の車で困るような場所ではありません。
まずは管理棟でご挨拶。この日はアーリーチェックインでお願いしました。
私たちだけでなく多くの方がそうしていて管理棟内はすでに満員。総出の受付でした。
このキャンプ場のオーナーさんは「河西」さんご一家。
お父さん、お母さん、そして息子さんたち、またお嫁さんでそれぞれの役割を分けながら運営されています。
なんといいますか、ご家族が一丸となって運営されていらっしゃるキャンプ場は実に強いと私は感じています。
企業体の中で「家族経営」が現代ニーズのなかでもっとも向いているはもしかしたら飲食店とキャンプ場経営じゃないかなぁとも思うのです。
ウェストリバーでのその中心が「浩司さん」
今回もお世話になるにあたりいろいろとお手配いただき、それがまたスムーズで本当にありがたかったです。
各ワークショップに混ざりこんなポスターも作って下さり、入場の皆様に事前ご案内いただきました。
ありがとうございます。
さて、今回はちょっとラクをさせていただきこちらでお世話になることに。
「キャンピングロッジ」
ここは以前お邪魔したときにすごく気になっていましたので。
なかなか他では見ない面白いロッジです。
こういう看板があるのもちょっとおもしろく・・
もしかしたら・・もしかしたらなんですが、このロッジ、英国の田舎などにある「釣り小屋=フィッシングロッジ」をモチーフにしてるんじゃないでしょうかね。
実際私はそういう場所に行くことが何度か恵まれていて、なんとなくオーバーラップを感じます。
特にこの場所がそのイメージに似ています。
釣った魚を調理する場所なんかが実際にあり、こういう炉があったりしました。
もちろんそんな意識をせずともキャンプの機能として、部屋に直結したこの場所に焚き火ができる炉があるはすごく面白くまた助かります。
テーブル、チェア、はたまたクッキングスペースなんでも使えるフリーファンクション。
室内は実にシンプルで、二段ベッドにダブルベッド。
これに完全集約されています。
通常のバンガローやログハウスの展開と全然違うのが面白いですねー。
キャンピングロッジの前、駐車スペースの横に小型芝サイトがあり、何も展開しなくてもここで椅子だけ出してピクニック気分でもいいし、ちょっと奮起を盛り上げるタープを展開してもいいし。
そしてもう一つの浩司さんたちの思いとして、ビギナーの方にキャンプ入門としてこのロッジを使っていただき、今後テント泊をしようと思うならこのスペースを使って初テントを一度試し張りをしてもらうなどにも使ってほしいということなのです。
これは素晴らしいアイデアです。
こういう思いに達するということが長年キャンパーを見てきたこのご一家の眼なのだと思います。
少し場内散歩をします。
こんなに緑色が多彩な時期はないでしょうね。
そう、このキャンプ場が際立っているのは、水量ある一級河川が場内を(二分して)通り抜けていること。
まずこのような特徴を持つキャンプ場はなく、唯一無二といっていいでしょう。
南アルプスから流れる本物の清流。
キャンプ場全体は傾斜地を上手に段々に整地し、サイトそのものは全てフラット。
いいなぁ。。。自分もこうして「初めてのキャンプ」を楽しんだことを思い出します。
ワクワクしたあの気持ち。
絶対に忘れたくないです。
各サイトは多少のオプションスペックはあるものの大概は大型の芝地で、まずこの標準タイプで展開不可能ということはありません。
逆にこのくらいのサイトでどうやってレイアウトをしたらいいのかなというのを考えながら考えながら建てていくのも楽しいですよ。
キャンプサイトは個人の工夫で実現するファンクションにも美しさがあり、ただきらびやかな道具を並べればいいというものとも違うような気もします。
さらに大型を求める方用のサイトもあります。
一足先に今晩の「星空観賞会」の舞台となる最も下段にある広場を見学。
空のどちらがどう空いているかでいろいろ違いますので。
またこの時には八重桜が満開で・・
どうです、山桜と新緑の萌黄色のハーモニー。
今日は雲が出たり入ったり。
夜の心配はないかな。
この木漏れ日の下のキャンプ。
たまらないだろうなぁ。
さてランチ。
今日はとにかく後をのんびりしたいので簡単な生フェトチーネにしました。
これがキャンプ場としての前景です。
基本的オートサイトは川の南側にあり、北側は大きなコテージかあとは施設です。
高台にはドッグランサイトも。
そしてなんといってもこのウェストリバーでの財産は「川」ですから、
釣りはメインコンテンツでもあります。
それがレベルに合わせた提供をされていて、初心者、またはキャンプのついでに楽しみたいという餌釣りからフライ、ルアーまで目的別に楽しめます。
また浩司さんの弟さんはそのフィッシングアドバイザーであって、専門性が高く幅広く相談に乗ってくれます。
たくさんの自主イベントもされているので、キャンプの遊びをこれから広げていこうという方にはとてもいいキャンプ場です。
私のちょっと曖昧だった記憶と違っていたのは、意外に街部と近かったという事実。
何かを忘れてもまず現地調達できるので安心。
そしてこの周辺はフルーツ天国。
モモやブドウなどこれも楽しみの一つですね。
午後のひと時。
何もせず居眠りなど。。。
この日、ある人たちと一緒にキャンプとなりました。
それは娘の(以前の)塾の先生。
今でも友達のような関係性があって、この日事実上のキャンプデビューとなりサイトの方にいらっしゃいます。
まさに今日揃えたキャンプ道具もあって、それならばと少しサポートさせてもらうことに。
まずはダッチオーブンのシーズニング。
さて、ちょっとここで夕飯の仕込みを開始。
今回は以前から何度か試していた「リボリータ」です。
リボリータとは余りもの野菜とパンのごった煮。
イタリアのトスカーナ地方の家庭料理”マンマの味”です。
その間に、先生たちにはちょっとコーヒー焙煎などを楽しんでもらいました。
リボリータに欠かせないのが豆。
シーズニングはほぼ完成。
リボリータ完成。
少し早い夕食ですが、夜のイベント準備もあるので今のうちに。
その前にお風呂を。
ここのお風呂は広くて施設としては温泉並み。
別途パウダールームもあるので女性も安心。
さて夜になり19時半から星空観賞会の本番です。
ここからは自分で撮れていないので画像がございません。
おかげさまで大変多くの皆様にご参加いただきました。
天候もよく、ほとんど雲もなく春の星座、木星もよく見えていました。
どこでも同じでは面白くないので、ちゃんと山梨由来の星の話もしっかり混ぜて。
21時までちょっと長丁場でしたが、広場の方で星空の生解説と天体望遠鏡や双眼鏡による鑑賞を充分楽しんでいただけたと思います。
なにしろ大きく空が開いているキャンプ場ですし、山方向はとても星の数も多く、普段のキャンプでも星空をとても楽しめまますよ。
オマケ。
イベントが終わったあと、ちょっとしたご褒美として浩司さんが”ヒミツの場所”に案内してくださいました。
といってもキャンプ場からは10分くらいの場所。
「とても夜景のきれいな場所なんです」
確かに自然豊かな場所なのにこんなにも街並みの夜景がきれいなところがあるなんて・・・
帰ってきてからはもうゆっくりと。
先生たちが作ったスモーク。
初めての作品はうれしいんですよねー。
続いて私たちのロッジへ戻り焚き火。
ロッジ前で2時間撮っていた星の円周運動。
一つだけ流れ星がいたみたいです。
そしておやすみなさい。。。。
朝はさらに昨日の余りものを・・・
みなホットサンドに。
トマトとほうれん草にチョリソー。
最近はこうやって余ったものはみな翌朝にはさんで食べるというようにしています。
これが一番食材が残らないし、またホットサンドとしても毎回予想も出来なう違うものになるのでこれまた面白いです。
娘にコーヒーを淹れてもらい・・・なんかいいですね。
チョットデザート。
浩司さんから差し入れてもらった信玄プリン。
お天気最高ですね。
気温も最高に心地の良い20度くらい。
風も薫風。
炊事棟はバランスよく各所に配置されています。
お湯も出ますよ。
こちらは先生たちのサイト。
初めてでもタープをぴんと張れてお見事。
多くの方々が釣りを楽しまれています。
何しろサイトの目の前で出来るのですから。
娘と先生は夏が待てない水遊び中(笑)
※水遊びエリアは最下段
思い出すなー。
もう20年近くも前にここの遊具の近くでUNIFLAMEの初期ネイチャーミーティングが行われたんですよねー。
そこで知り合えた多くの人と今でもお付き合させていただいており、キャンプの財産です。
ほんと、この萌黄の美しさといったら・・
これを見てわかる通り、以前はお湯は出なかったのでしょう。
それを変えていくのは「キャンパーの声」
トイレの入り口には傘置き場。
ほんのちょっとのことにも「声」は生きていて、またキャンパーの様子をよく見ているキャンプ場だからこそのこと。
もう何度も何度も言うようにキャンプ場は「自然」そのものではありません。
自然を切り開いた「もっとも自然に近く、それでいて人の叡智が活かされている場所」です。
だから野宿ではないのです。
長嶋茂雄先輩!!!
スタッフのみなさんにご挨拶しておいとまを。
本当はゆっくりキャンプをしたかったのですが、この日の午後にはもう仕事に戻らなければならなく・・
ここが昨日夜景を見た場所。
正面には富士山。
半日後には電車になってこの反対側にいるとは・・・
思うに「ウェストリバーオートキャンプ場」は”いいキャンプ場”です。
”いいキャンプ場”なんて一概にいうのはとても難しいものです。
しかしここは割と素直にそう言えるのですね。
小さな足し算と引き算をしてキャンプ場の経験を積み上げていく積算方式。
それが場内にある景色と調和した形で行われています。
ものすごく作られ過ぎているわけでもなく、しかし十分すぎるほど気が利いている。
このバランスを生み出すのがここの家族経営であり、また河西さんというご一家のキャラクター。
誰でもどこでもというものじゃありません。
同じ家族経営でもこうなってない場合も多々ありますから。
やっぱり「お気に入り」のキャンプ場です。
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ウエストリバーオートキャンプ場 取材訪問編