娘から「キャンプに行こう」といわれたのが年明けすぐ頃。
「パパと二人だけでいいよ」
娘の友人を連れてのキャンプはこのところ何回かあったものの、考えてみれば娘とだけでキャンプへ行くなんていうのは初めて。
生まれたその年からキャンプを経験している娘。その娘もいつのまにか高校3年。
そんな娘との想い出づくりになるならと、考えた末に「房総1周」をしながらのキャンプをしてみようということになりました。
春休みの週末、土曜の朝から日曜の夜まで丸々2日、半島を1周していろんなところへ寄ってみようと。
そしてもう一つ、娘からあったのが「写真旅」にしたいという提案。
ちょうど房総は「花のシーズン」。
少し気になったのは天候不順で、どうも土曜日は雨が降りっぱなしだということ。確かに晴れればいいですが、雨は雨。そんな旅もいいでしょう。
レポートは少々長くなるので、まずは第1章。
千葉県民なので、朝は8時出発しても悠々と太平洋まで行けます。
東関道から房総波乗り道路へ。
海を車の中から娘道路少し鑑賞。
なんか・・改めるとキンチョーします。
枠付きの画像は娘のスナップショットです。
今回の旅は娘のリクエストにも応えます。
最初に立ち寄るのは一ノ宮にあるこちらのカフェ。
スイーツカフェ「マハロ」
さすがJKの見立て。
私なら見過ごすでしょうな。
カフェというより、目的はスイーツ。
今晩のデザートに。
何を撮ってるのかな?
なるほど、これか。
続いて南下して向かったのは、大原オートキャンプインそとぼう。
素通りはないと思い、立ち寄ってみましたが・・
しかし・・
残念ながらお留守のようでした。
三原オーナー、また来ます!
なんだかんだでお昼少し前。
実をいうとあるカフェレストランにしようと思ったら、「もっと気軽でいいよ」と娘。
娘なりに今回の旅行はお互い気を遣わないようにとの小さな配慮だったのかもしれません。
そこで・・勝浦まで来ていたので「勝浦タンタンメンなんかどうだ?」と提案してみたら、
あっさり「OK」と意外なほどの即ヘン。
だったら行ったことはないけど、カフェレストランにも近い勝浦タンタンメンを出すお店「ラグタイム」にしました。
マジ、美味い!
「気に入った」
娘も一気に勝タンのファンになったようです。
詳しく以下に記しましたんでご覧ください。
続いて勝浦から興津へ。
興津へ立ち寄ったのは理由があります。
娘はもちろん家族と何度も海水浴に来た場所があるから。
この建物は毎回利用した・・実は以前勤めていた会社の社員寮。
ほんと懐かしい。
興津海水浴場。
ホワイトサンドで、穏やかな内海でいいところなんです。
夜、この辺りで流れ星とか探したり・・
今思えば、それはペルセウス座流星群だったんでしょうね。
そして御宿を抜けて鴨川市街へ。
買い物はイオンと決めていました。
鴨川キャンプの買い物は毎回ここだったし。
なぜか、イオンでさえ懐かしく感じる・・
買い物の前にある出来事が。
キャンピングヒルズ鴨川の慎自さんからメール。
「今日はあいにくの雨ですから、キャンプは無理せずキャンセルしてくださってもかまいませんよ」というご親切な内容。
なかなかできないことですよ、こういう気遣い。
実をいうと今回はログハウスを借りているので雨はほとんど関係ないのですが・・・
・・・私は何を勘違いしたのか、キャンセルを考えてしまったのです。
どういうことかというと、今日は娘と二人だしそんな無理させれないし、それにすっかり「旅行」気分になってしまっていて空いているペンションや旅館とかに振り替えてもいいのかな、その方が娘も喜ぶと勝手に思ってしまったのです。
「どうする?こうやって言ってくれてるから無理しないでどっか別のところへ泊る?それとも今日は帰る?」
すると娘は凛として、
「ホテル?旅館?それじゃ意味ないんじゃん。だって”キャンプしよう”って今日出かけるんだよ。雨とかそういうの関係ないじゃん」
返す言葉一切なし。
私は最も大事なことを忘れていたようです。
娘とのお出かけでそっちに気がとられていて。
私たちの「共通言語」が何だったか、一瞬忘れてしまったのです。
この日、娘の一言から大きなことを学んだと思います。
これだけでも今日という日を忘れません。
さて、キャンピングヒルズ鴨川へ。
この坂道の向こう側。
到着しました。
こちらがキャンピングヒルズ鴨川の受付及び管理棟になります。
実を言うと娘とここにきたのは都合3回目。
まだ未就学児の時のキャンプ。
その後は本の取材のとき娘に付き合ってもらいました(キャンプそのものはせず)
慎自さんから「雨だったら・・」と連絡を受けてもこのようにお客さんはキャンプしたい!って強く思う方が多くいるわけです。
二子棚田のいい眺めです。
本日お世話になるのはここ。
元々雨を見込んでここにしたわけではなかったのですが、結果的にはここだとさらに有難いことになりました。
すごくさむーいまさかの春。
オイルヒーターの有難さ。
おいおい、なんで自分専用にベッド作ってるんだ(笑)
機嫌の悪い娘はだいたいいつもこういう顔をしています(笑)
慎自さんとは久しぶりなので、管理棟で少し話をさせてもらいました。
さすがオーディオマニア!
椎野商店特製のハーブティーをいただいたのですが、これがめちゃくちゃ美味しくて。。。
こいしゆうかさんに、私の本のために描いてもらったこのイラスト。
このキャンピングヒルズ鴨川のアイドルだった「カラヤン」
とても大切に飾っていただいており、天国のカラヤンの代理として受付で必ずキャンパーさんたちを迎えてくれています。
実はカラヤンの写真など、他には一切ここにはありません。
慎自さんはこのイラストを「カラヤン」そのものとして大事に大事にしてくださっているのです。
さて、交代制のお風呂が空いたので入らせていただくことにしました。
いちおうジョーダンで娘に「入るか」と言ってみましたが、
0.0005秒くらいのリアクションで睨みつけられました(笑)
ということで娘が入った後に私の順番。
そもそもキャンプ場選びに、お風呂のある所というのもリクエストだったので。
ここのお風呂は本当に大好き。
何しろ漢方のプロが調合したハーブ風呂ですから。
それもまー、濃い!
そしてログハウスに戻って、食事の用意。
今回は娘とも同じ考えで、どうせならゆっくりと食べようよ、となり、ある程度飾りつけなんかして楽しもうとなりました。
BGMも。
今回の旅行ではクルマの中もBGMをかけっぱなし。
親子それぞれのチューンなので、全然世代が違って面白いです。
娘は日米のポップスを中心に。
私はそれとは被らないロック70年代の大定番とかを。
房総のカラフルトマト。
JKの撮り方はこうなんですね(笑)
最初はスープから。
ミネストローネにしました。
続いてはパスタ。
細め、ディ・チェコのフェデリーニ。
それをジェノベーゼに。
ジェノベーゼは娘のリクエストでした。
ここでおなかも膨らんだので少し休憩。
メインはやっぱりニク(笑)
黒毛和牛のプチステーキ。
〆のデザートは今朝の「マハロ」で買ったもの。
でも・・・このトトロのマカロンはもったいないから家にもって帰ろうということになりました(笑)
ということでこちらのカップケーキだけにしました。
これ、思った以上に美味しい。
スイーツはJKも撮影の対象ですな(笑)
このあとお茶を飲んで、なんともいえないたわいもない話をして・・・
内容なんてどうでもいいし、もう娘も自分の考えをしっかり持っているから親として諭すのもカッコウわるいし、
かといって無口でいるのもイヤだし。
この日は変に遠慮せず、互いに素直に会話できたと思います。
娘がどうしてもキャンプ場に行く、といった理由がもう一つ分かったような気がします。
キャンプ場でならこういうふうになれるというのを、むしろ娘が判っていたのでしょう。
なんか今回はキャンプの「深い部分」を娘に教えてもらってばかり。
ではおやすみなさい。
2日目編の②に続きます。
以前のレポート【施設見学編】もご参考に。