お茶の水〜駿河台、神田。
東京で一番好きな街。
この街が好きだと感じてから40年。
この街は自分の趣味嗜好の全てがマッチしていて、どんな時も飽きることありません。
書籍、楽器、喫茶店、庶民派の洋食や中華。
中学から高校、ギターを買い、ベースを買い、山ほど文庫本をここで買いました。
お小遣いの全てをつぎ込みそれらを毎週のように買い求め、当時の彼女とのデートももっぱらお茶の水界隈。
今は無き東宝パーラーやレモンの喫茶がその待ち合わせ場所。
キッチンカロリー。
何度行ったでしょうね。
カロリー焼き。
これを最高の食べものとは当時から思わなかったものの、食べに行くことが最高に楽しかったのは間違いありません。
今のように情報がまだ少ない時代。
鉄板でジュージューいわせながら運ばれてくるものがとにかく異国の香りがあり、まるで自分の中の文明開化がこれであったのだと思います。
書籍も自分を開いてくれる。
楽器も自分を開いてくれる。
洋食も自分も開いてくれる。
私の港のような街。
お茶の水。