旅のお供。それは駅弁。
でも出張の朝や旅行の朝は駅弁だと重過ぎる。
そんなときにこそ「カツサンド」ですよね。同じくらいヘビー?いや、気のせいですよ(笑)
特に東京駅はカツサンドの宝庫。カツ=とんかつは東京の味ですから。
その中のお気に入りをご紹介いたしましょう。
まずはカツサンドの雄、肉の万世「万かつサンド」
もちろん東京駅のものだけではなく、東京そのものの味。
厚みのあるロースかつにシンプルなソース味。
けっしてジューシーとかではなく、しっかしりした噛みごたえ。
この神応え・・あ、ちがった(笑)、噛みごたえこそあってですよ。
ジューシーなら何でもいいというものじゃありません。
ましてや柔らかいだけのヒレなんてカツサンドじゃない!!(そんなことないんですけど・・笑)
1/3カットは好みの分かれるところ。かぶりつくのが楽しみという方もいるし、一口のが食べやすいという女性の声もあるでしょうし。
こちらはおなじみ、日本橋たいめいけんによる「ヒレかつ/タルタルエビかつ」というコンビネーション。
すっかり芸能人と化した真っ黒三代目考案ということですけど、そもそもカツサンド自体は先代のころからありました。
お店でしか食べれなかったと思いますけどあれは美味しかったなぁ。
先ほど「ヒレなんてカツサンドじゃない!」と豪語しましたが、ちょっと訂正(笑)
繊維が細くなった分サラッとした噛みごたえにはなりますが肉の旨みは充分にあります。
ちょっとピリッとしたソースはいいとして、
ただ・・・なんか「一味」足りないと感がるのは全体のまとまりかもしれません。
その核となるパンがバランスを崩しているような。
逆にこのエビタルタルは秀逸。
一時代前にはなかった、三代目世代の洋食屋さんのいい発想ですね。
アベ鳥取堂の「大山豚カツサンド」。
なにゆえ鳥取の大山豚が東京駅での販売なのかは詳しくは分かりませんが、ブランド豚の一つということなのでしょう。
不思議なほど薄めのカツ。
断面を見るとまるでチャーシュー。
味わいもそれに近くコクがあります。硬めではあります。
ソースはいかにも鳥取らしい梨を使ったソース、つまり酸味系のソースを使っているとのことですが、あまり効いてはいないかな〜。
で最後は、私のイチバンのお気に入りである浅草ヨシカミの「ロースカツサンド」。
肉のうまさ、噛みごたえ、パンの香ばしさ、ソースのほど良さ、どれも白眉。
またキャベツがいい塩梅で加わってパンを核に全体がよくまとまっています。
たいめいけんに足りないのはこれじゃないかなぁ。
突出したものがなくともカツサンドという一塊で美味しさを出しているからこその美味しさ。
お店で出されるカツサンドとは当然別物ではあるものの、新幹線の車中で求めるものとしては十分過ぎます。
ヨシカミのカツサンドはいつも間違いない美味しさです。
まい泉は今回外しました。あんまり好きじゃないので(笑)