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【旅日記】伊勢の「赤福本店」で、赤福餅の本質に出会う 




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あまりにメジャーであり、あまりにどこでも「赤福餅」が手に入る故、

伊勢に来たとしてもスルーして全然かまわないと思っていた「赤福本店」。


つまり、特別感のない「お土産屋」にわざわざ行く必要性を事前全く感じていなかった


しかし、結論から言えば完全にそれは間違っていたことを知る。


ものすごい特別感が「ここ」にはあるではないか。





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伊勢神宮内宮の門前町である「おはらい町」。

タイムスリップしたようなこの街並み。



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そのほぼ中ほど、「おかげ横丁」の真ん前であるから、まさしくランドマーク的な存在。


この外観はテレビなどで一度は見たことがあるからめちゃくちゃ新鮮では無かったのだが・・・


この建物は明治のものということ。





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宝永四年というのはまさしく「宝永大噴火」、つまり歴史上の富士山の最後の噴火の年。


この金看板になったのはそれから180年も経ってから。

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「赤福」というのは今や企業としての社是の原型ともなっており、


由来である「赤心慶福」から来ているといわれている。


赤=赤ちゃんのように 心=ピュアな心で 慶福=他の人を幸せを慶ぶ


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外国語のカウンターとは呼べぬ、お勘定台。



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まず否が応でも目に入る三つの「竈」。




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奥に行くには「盆」を買い求める。


そうすると番号札(紙)をくれる。





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ほうじ茶の良い香りがそこかしこに漂う。





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朱塗りの竈、銅製の薬缶、木製の盆、全てが「同系統」の色彩。


こんなことに一人感心する。


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ほどなく運ばれてくる。




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コーヒー・ケーキセットが千円のこの時代に、よく考えてみたら210円という設定は比較が成り立たないほど。


「一服」という最小単位。



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微妙にずらされて配置された赤福餅。


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この餡が三筋で象られているのは、目の前にある「五十鈴川」の流れがモチーフ。

そして餅は川底の小石をイメージしたもの。



・・そうだったのか。

創作の和菓子というのはそもそも想像力の賜物。

つまり必ずモチーフがある。

あまりに当たり前すぎる赤福にもそれがあって至極当然。



まるでそんなことを意識しないで今の今まで食していた。



そうか、微妙にずれた配置は、川の小さく不規則な流れを意味してるのだな。


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そして全く気が付かないでいたことがもう一つ。


赤福は、番茶=ほうじ茶でいただくことに「最適化」されていたこと。






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伊勢茶が焙じられ、この上品な香ばしさが、あの「甘さ」をより引き締めてくれる。


甘さを流すのではなく、甘さの余韻を広げてくれる。


相乗効果とはまさにこれ。


食べる一口、飲む一口毎に美味しさを増していく。



今までただ甘いだけと思っていた認識は、これが足りなかったのかとただ頷くばかり。


括目。




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目の前に五十鈴川。


三筋の原型を眺めながら。





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朔日の長蛇の列の光景はここだったのか・・・





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ゆっくり、ゆっくり、味わう。




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番茶もお代わりをする。


本当に茶がうまい。




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定  ほまれの赤福 一ぼん十銭  赤福一ぼん 十銭


いわゆる昔の定価表。

ほまれ」のほうは明治皇后献上の際にアレンジした白砂糖使用、そうでないノーマル=左は黒砂糖使用

献上品もそうでないものも値段が一緒というのが面白い。


でもどちらかというとこの看板は単なる価格表でなく・・・「スマイル0円」にもどこか通ずる「キャッチ」的なものだったのではないか。




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ここへ来るまで買って帰るつもりがなかったけれど、

あの時間を過ごしてしまったら、やはり「ここ」で買うという特別感をスルーできるわけがない。






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この日、雨の朝午前10時過ぎ。

このように偶然ひとけのない時間。


本当に偶然だったらしい。


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朔日餅の日にはここに長蛇の列。

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この日の3時間後、午後1時くらい。

うって変わってにぎわう本店。


それでもこのくらいの人混みは珍しいほどの空き方だという。



赤福 本店
ジャンル:和菓子
アクセス:近鉄鳥羽線五十鈴川駅 徒歩24分
住所:〒516-0025 三重県伊勢市宇治中之切町26(地図
周辺のお店:ぐるなびぐるなび 伊勢×甘味処



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こちらは内宮に一番近い、おはらい町のスタートに位置する「内宮前支店」。

金看板こそないが、「あかふく」と平仮名で描かれた暖簾が目印。

赤福ぜんざいも食せるようだ。


もちろん急いでいる人ならこちらで求めるのも良いが、時間のある方はぜひ本店の店構えを見に行ってほしい。



赤福 内宮前支店
ジャンル:和菓子
アクセス:近鉄鳥羽線五十鈴川駅 徒歩29分
住所:〒516-0024 三重県伊勢市宇治今在家町7(地図
周辺のお店:ぐるなびぐるなび 伊勢×甘味処





CAMERA : OLYMPUS PEN E-P5

LENS : M.ZUIKO DIGITAL 17mm f1.8





////////////////////////////// おまけ  //////////////////////////////////////





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買って帰ったお土産は翌日に家族で食しました。


全く今まで気づきませんでしたけど、「ほまれの」とちゃんと書いてあるんですね。




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包装紙を解いた内箱にはこんな本店の絵があったことすら気が付きませんでした。

今までいかに赤福を軽視して食べていたことか・・・


もう、こうやって行ってしまうとこれがただの絵ではなくなります。

つまり思い出すものがってこの箱を開くことがこの後ずっとできるわけです。




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こういう「しおり」も入っていたんですね。

伊勢の名所案内。


ということは同じものに出会わないこともある。

今後よく見てみます。





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この三筋を保つため、箱を絶対に横向けないこと。

当然裏返すなど以ての外。


そして・・・



もう同じ赤福の味ではなくなりました。

今回はほうじ茶を用意できませんでしたけど、こんどは熱いほうじ茶でいただく楽しみを残した、そういうことにしておきます。







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赤じゃなくて、黒ですが(笑)、


彼もとっても気になったみたいです。












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by sammag | 2016-10-31 07:00 | 旅・たび・TRIP | Trackback | Comments(0)

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