
ガジェット系のBluetoothスピーカーを私なりにだいたいで大別しますと、
①中型据え置きタイプ ②ポータブル据え置きタイプ ③アウトドアポータブルタイプ ④小型キューブタイプ
の4区分でほぼ抱合できると思います。
この中で今まで所持していなかったのは小型のキューブタイプ。
そこでやってきたのが「Omaker W4」です。
このメーカーはわりとパッケージングがあっさりしてますね。
・・・Amazonがいけないのかメーカーがいけないのか、最近たまに箱潰れに出会います。
これは気分的に勘弁。
中はさらにあっさり。
内装品にいつもあるものが無いのはオーディオコード。
このW4にはジャックが無いからです。
その代わりに他にはあまり付いていない収納袋、そしてカラビナ。
大きさは5cm角くらい。
掌でちょうど握れるくらい。
小さいですねー。
背面にはオンオフスイッチとミニUSB、そしてインジケーター。
カラビナ装着。
このカラビナはM5のカラビナとはくらべものにならないほどキャシャ(笑)
実用上特に問題ないと思いますが。
さて、音です。
Amazonにある「爆音」はちょっとおおげさなような(笑)
たしかにボリュームをかなり上げた時にはサイズから考えられないえらくびっくりするほどの音にはなりますが。
ドライバーは3W。
キューブ型に一般的な「いい音」を期待するというのはそもそもないでしょう。
そうではなく、この大きさからして期待以上に「よく鳴って」くれればそれでいい。
で、実際「よく鳴って」くれます。このW4。
ここまで小さいのですごく音が広がったり厚みがあったりはしないものの、音像はわりと豊かで、解像力はあるドライバーユニットのようです。
小さくてもご立派。
室内で鳴らしてもそんなにパフォーマンスがあがらないものの、これが野外だとちょっと変わります。
室内だと目立つシャリ味が少し抑えられて、また置き場所を木の上などにすると低音がいい形で共鳴します。
なんというかマイルドになりつつ迫力が増しますね。
当然といえば当然ですが、これは持ち出してナンボのモデルということなのでしょう。
W4のよさはさらにこのかわいらしさ。
高い性能を追い求める以上に、そばにあるこのかわいらしさは値段以上の価値。
ガジェットスピーカーの立ち位置は、
「数千円で、スマホ以上メーカースピーカー未満」
この要素を、多方面、または単一の特に秀でた点で満足させてくれれば合格点
2千円を切るW4はその意味で十分に水準以上じゃないでしょうか。