誕生日にたくさんのメッセージやコメントをいただけましたこと、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
53歳です。
この日、ツインリンクもてぎにおりました。
写真は、HONDAの名車の一つ1963年製、S500です。
まさに私の生まれ年。
毎年誕生日というのはあまりピンとこないたちではありますが、目の前に同い年のクルマがあるとなんだか強い実感が伴います。
また機会改めレポートいたしますが、この日、ツインリンクでメチャメチャスペシャルな出来事がありました。
神様がくれた誕生日プレゼント。
こちらは家に帰り、枕元に無造作に置いてある1963年3月製おなじみ200Aランタン。
枠無しのデカール。微妙なバーガンディ。
ランタンはあまりコレクション的意識がなく、私の200Aでは珍しくキャンプ未使用品でありながらもベッド横にあるのでホコリも被ってます。適当に錆びてもいます。
私もこれと同じ。
錆びてるし、ホコリも被ってます。
クルマのS500はコレクションホールにあるから見た目はピカピカですが、機能的には旧いクルマ。当時はともかく今走れば遅いのが実態。
要するにそういうこと。
いくら頑張ろうが何しようが、旧いものは旧い。
新しいものに拮抗なんか出来やしないですし、若いもののようなパワーやスピードを求められても所詮ムリ。
時が重ねて齎してくれた「味わい」。
そして、この歳になって見えた「景色」かな。
なかなか信じてもらえないかもしれませんが、人生の終わりが見えるようになりました。
昇る時は青天井だけど、下る時は裾野がちゃんと見えるんですよね。ああ、土に還るんだなー、と。
別にそれが怖いとか哀しいとかではまるでなく、ただただ自然な感じ。
もっと言っちゃえば、宇宙の一部の元の姿に戻るだけのこと。
昔はそんなこと考えもしませんでしたが、歳を重ねた自分の中の味わいとして、そんな感覚が湧き出るようになったのはヨシとしましょう。
52歳からまさかの天文の端っこの端っこに関わるようになり、毎日毎日宙を意識し見ていたらこんな感覚も芽生えるのだから不思議なものです。
53歳、これからも頑張ります!・・なんていうとカッコはいいけど、所詮頑張れないから(笑)、フラフラフラフラしながら一つでも後悔の念を残さないようにだけ日1日を重ねていきたいと思います。