
夫婦、家族の絆はさまざま。
昨日、奥さんの誕生日に息子と娘と3人で小さな小さな花束をあげた。
本当に数本の。
いつも誕生日だからといって何かを欲しいと言ったことがない。
他の特別な日でも何かを欲しいと言ったことすらない。
普段も自分のものは欲しがらず、常に家族のものばかり気にする。
結婚前からそうだし、結婚しても変わらない。
小さな家に住んでいた。
小さい頃は弟と一緒の布団で、「ねね、寒い」というと足を重ねて温めてあげたそうだ。
小さな幸せに慣れていたのかもしれない。
今、ごく普通の家に住み、ごく普通の生活が出来ていることは、これ以上ない贅沢と思っているらしい。
子供2人に、猫2匹、これらの宝に囲まれていれば最高の贅沢のようだ。
誕生日に数本の花しか贈らないなんて、他から見たらそれでいいの?と思われそうだ。
しかし、彼女にとって大事なのは花束の本数ではない。
花の数にかかわらず、花束を贈る人が元気であれば、それが両手一杯の花束のはずだ。
小さな花束に、家族の愛を込めて。