
「キャンプブロガー」なんてナント怪しい肩書きか(笑)
ちょうど1年前は著書の執筆に一番邁進していた時で、取材に出かけるか原稿を書くかの毎日。
と、同時に人生的にはそれを生業にしようとしていたわけではなく、自分なりのドメインをかなり絞って探していた時期でした。
その頃には「フリーランスライター」なんていう名刺もあったりして、実際に著書以外にけっこう様々なライティングの仕事(実はキャンプとは無関係のものあったり)もさせていただきました。
さりげなく写真の仕事ももらっていたのもその頃。わりと雑誌やガイド本に使ってもらいました。
それでもそれを生業(なりわい)にしようと思わなかったのは、キャンプブロガーであるからにはキャンプばかりしてられない(なんだそれは・・笑)、そんなことも思ったわけです。
というのも自分にとってキャンプは出来るだけレジャーであってほしいし、ウィークデイに一杯仕事をして、待ちきれないような気持ちのままキャンプを迎える、その「グッとくる」感覚のままでいたかった、そんなところなのでしょう。
もし・・キャンプを専業にしてしまったり、キャンプを日常にしてしまっては、キャンプの経験は急ぎ増やせていけるけど、その感覚を当たり前に思ってしまい、もしかしたら勝手な陶酔に陥ってしまうのではないか、それが自分自身の危惧でもありました。
さらには著書の関係もあってキャンプ場運営の方と親交をさらに深めることも出来ましたが、やはり「それ以上」の関係にはならないように、とも注意していたりもしました。
いろいろ詳しくなればそれはそれでおもしろいけど、知らない間に自分のアンテナが別方向に向いてしまうのも怖かったですね。
そう思えたのもそれまで10数年間、家族を支える仕事をちゃんとしたら、そのご褒美で週末のレジャーも出来る、その繰り返しがそもそも自分の機軸にまとまっていたからなんでしょう。
仕事の不調の時はたいていいい週末を迎えられないし、それが上手く回ったらおつりが来るほどのビッグウィークエンドがちゃんときたし。
その強弱が、実は普通の感覚である、と。
1年間ほどフリーランスをやっていて一番感じたことは、この感覚がずれていきやすいことを知ったことでしょう。実際にはなんとかずれるまでにはいかず、そのことへの気付きまでで止めることが出来た・・・いや、ちょっとずれたかな、やっぱり(笑)
その後は現在に至る、です。
サラリーマン、この言い方ではつまらんけど(笑)、その立ち居地に戻り、某社で(某社とごまかす必要ないけど・・笑)でマーケティングディレクターやってます。
一方でキャンプブロガーとしてダラダラと(笑)ブログは続けているし、もっとありがたいことにはライターとしていろいろな場所で使っていただくこともあり、ものすごく多忙にはなってしまったけどそのマルチタスク、マルチレイヤーの楽しみを享受しています。
ただし・・・今出会うことが適った職業は、分類としてはアウトドアの分野でもあるものの、どちらかといえば自分では避けてきた?自然科学の分野であるので、今までの経験など吹っ飛んでしまうほどの未知の世界です。
が、これがおもしろいんだなー!
ホントですよ。
なにがいいのかよく解らない、そういうおもしろさ(笑)
いやいや、変な意味ではなく、キャンプ始めた時だってそう思ったわけです。
「何がいいのかよくは解らないけど」
これ、楽しいですよねー。

パッパッパッと答えが見つかったり、すぐに知識で武装したりするドッグイヤーよりも、「何がいいのかよくは解らないけど」という状態でロングテールで楽しめちゃうのは、結果的には数倍オトク(笑)なのかもしれません。
「キャンプブロガー」は別にエバンジェリトでなくとも、インフルエンサーでなくても、ただなるべくキャンプにどこか携われているロングテーラーである裏返しだといいかなぁ、そんなことを思っております。
週中に家族を支える人であり、週末には解放されレジャー満喫。なるべくこのリズムでやっていきたいですね。
(仕事柄週末のイベントに出ることも多くなったけど、それでも待っていればちゃんとレジャーとしての週末もやってきます。溜まった分、より爆発してやる!!・・笑)
早朝目覚めて、これ書いたから、長いわ、まとまってないわ・・・(笑)
「お気に入りキャンプ場教えます」みなさまのお役に立てれば!
おかげさまでたくさんの方にご利用いただいております。