
キャンパルジャパン、復活の烽火、そういってもいいかもしれません。


19というは、ご存知の通り床面積。
今までのシリーズでいえば、15-DX、23のちょうど間。
実を言うと23がこのまま今シーズンをもってフェードアウトとなっていく予定もあり、ピルツシリーズでは最大の大きさになるモデルとなります。
23はファミリーの大きさ以上の目的でもあったのと、いわゆるオートキャンプサイトでは場所によっては大きすぎた点を考えると19は大型テントでありなおかつリビングスペースも有するロッヂドームと並列になる「オールインワン」としてファミリーテントとしての投資の対象になるんじゃないかと思います。
ご覧の通りボトムは9と同じ垂直。これ、私はこの仕組みとデザインには合理性があると思っていたので採用されてよかったと思います。
テープ仕様で設営もしやすいし、泥はねも軽減できるし、わずかながらサイト面積を喰わないし。
見た目はスカートでそう見えなくしてあるのも秀逸。

今までのピルツシリーズで一番立ち姿が美しく思えます。
やはりスカートでピンと張った感じが出るからでしょうか。
こうなってくるとハーフインナーがあればファミリーテントとしてパーフェクトなのかも。

価格帯は15と23の間となれば・・実売は10万前後かもしれません。
この展示は、まだサンプル。お披露目。
発売は2016年度になりそうとのこと。ちょっとでも早まるといいのですが。
なお、カラーはこのブラウンかレッドになるかは検討中とのこと。
私的には・・ブラウンのが「らしい」気がするのですけど、ニーズはレッドのが多いかな。

今回これを拝見したのは無印良品カンパーニャ嬬恋。
GWに開催されたフィールド展示会。
今後キャンパルジャパンが各所で行われる展示会でこの「ピルツ19」が登場することと思います。
確かにあの3月末のオガワキャンパルの終焉には驚きました。キャンプファンの皆様もビックリしたことでしょう。多くのユーザー、オーナーも不安視されたと思いますが、新生「キャンパルジャパン」はこのように元気です。
スタッフのみなさんもそれぞれ元気です。
アフターサービスは全て引き継がれるので、オーナー(私も)は今までどおり安心して自分の好きなアイテムを使い続けられます。
この先、ピルツや伝統のスタンダードシリーズだけではなく、小型のテントで「らしい」ものが出てくるのを期待します。
オヤジソロといってはなんですが、私たち世代=ファミリー卒業世代がソロテントとして何かを所望する際、今では国産(国内企画)がほとんどなく、たいていは海外の山岳用の流用、もしくはツーリングテントです。
ゆえに、オートキャンパーソロテントがないんですね。
ツーリングテントのように軽量やらなんやらでそんなにガマンせず、組み立てやすく、広さもあり高さもあり、前室もしっかりあり、そして通年に耐えうるもの。さらに優雅なデザインであること。
オガワキャンパル時代のシャンティやステイシーはニアですが、見た目がシンプルすぎるので、もっと優雅であってほしいですね。
廃番であるアルバーゴ23なんかはそれに近いかな・・
オートキャンプを長年にわたって支えてきた「キャンパル」なら出来ると思うのです。名前に「ジャパン」も付いたことでより「日本のトラディショナル」、そういったものを編み出していってくださることを期待したいと思います。