
それはきっと「直火」を操り毎日を営んでいた何千年、何万年の間に蓄積された膨大な自分の中のDNAが呼び起こされているからだと思うのです。
それと全く同じなのが「星観=ホシミ」でしょう。(通常は星見と書かれます)

で、右上の丸の囲み。ごちゃごちゃっとありますよね。
これこそ「すばる」です。すばるは和名で、「プレヤデス星団」。


なんていうか「一枚看板!」っていう感じです。
でも・・・だからなんだといえば・・・なんでもないですけどね(笑)
だって、三角形は三つ結べばなんだって三角形。
ところでそのオリオンのところに付けた○のところにあるのがM42=オリオン大星雲。
ちなみにウルトラマンの出身地M78星雲もオリオン座の近く。

そうそう、ウルトラ7って本業は「M78星雲恒点観測員」だって知ってました?
日本でいえばNAOJ=国立天文台職員ですな(笑)

これ、12月のホウリーウッズの時の写真で、森の上にあるM字がカシオペア。
おっと、天文では「カシオペヤ」。
私はカシオペアファンなんでカシオペア!(笑)
で、8倍くらい双眼鏡で見えるのが右の○。あくまでも目安です。
割りと広範囲ではありますが、星座全体を見渡すのはやっぱり肉眼。

これなら女性でも子供でも扱いやすく、「キャンプ道具」っていう位置づけで一つ増やすのにはこれ以上ないでしょう。

フツー、そう考えてつい6倍に手を出さない方が多いかもしれませんが、それはもう不毛な論議に近いものがあります。

真ん中がスッポリ開いたオープンヒンジのスタイルが洗練されていて、それがまた持ちやすさにも繋がっています。
実はこれ、いわゆる一目惚れ。
見た目って言うことではなく、構えて覗いてみた時、なんとも心地よい「見え味」(視え味といったほうがあってるかな)がそこにあったからです。
私は、先ほどのクルマの話もそうなんですが、カタログスペックなんか主従の従、それに翻弄されません。


実像が目の前にあるようにはっきり明るく見えます。
この明るさとコントラストは倍率以上に大切かもしれませんね。

そんなこともあってこれ、ガルヴィ4月号で紹介させていただきました。
あの時のテーマは「ソラを楽しもう」っていうテーマでキャンプスタイルをご紹介し、自分自身もそこを基点にこの1年いろいろなソラの楽しみ方をしてきました。
このキャンディはその大事な相棒。
でも、肝心なのは視え味。
そこがこのモデルの本当のウリじゃないかナーと思います。ついついこのカラーリングに目がいってしまいますけど、実質の視え味は視界もこのコンパクトさ以上のパフォーマンスだし、明るさも十分。
これで実質5千円レベルなんだからキャンプ道具の一つにあっておかしくない候補です。
星観に使うと、それは上位機と一緒ではありませんが、6倍の選択で手ブレが少なく視界は広いので目標は捉えやすいです。
最近それを感じてくれた双眼鏡友達=bino PALがジワジワ増えてきました。
旅先には旅先にしか出来ないことがあり、旅先のソラを楽しむことは、その地の美味しいものを食べるのと一緒。
bino PALはいわば「星グルメ」。
ご飯を理屈で楽しむヒトはいないように、「わー!」とか「キャー!」とかいいながら星ソラを楽しむのは気軽でいいものです。
フルコースで楽しむのか、ドンブリモノをがっつくのかは、みなそれぞれ。
そこに流れ星という「本日のシェフの特別料理」がうけられるかもですよ♪