
PICA西湖で星空を見つめていた時、ふと頭に浮かんだこの一節。
遠い地平線が消えて
深々とした夜の闇に心を休める時
遥か雲海の上を、音もなく流れ去る気流は
限りない宇宙の営みを告げています。
満天の星をいただく、果てしない光の海を
ゆたかに流れ行く風に心を開けば
きらめく星座の物語も聞こえてくる
夜の静寂の何と饒舌なことでしょうか。
光と影の境に消えて行った
遥かな地平線も、瞼に浮かんでまいります。
ご存知の方も多いいでしょう。FM東京の長寿番組「JET STREAM」のオープニング。
オーディオ世代の私は、70年代から80年代にかけて、毎晩のようにフランクプールセルのミスターロンリーとともに、城達也さんによるこの素晴らしいオープンニングを聞いたあと眠りにつく、そんな毎日だったと思います。
このナレーション、おそらく放送至上珠玉の、そしての日本最高の「声」ではないでしょうか。
淡々と、冷静に、そして力強く、ロマンティックに、心に響き渡る、あの声。
「ジェットストリーーム」
今、こうして聴くと涙が溢れ出てきます。
何故なのかは判りません。
夜の静寂(しじま)の何と饒舌なことでしょうか。
この部分。
このコトノハの表現、そして「何と饒舌」のときにほんのほんの少し力が入るナレーション。

遥か雲海の上を、音もなく流れ去る気流は
限りない宇宙の営みを告げています。
宙を観ることは、宙の声を聴くことかも知れません。
いや、目を瞑ってさえも伝わってくる、宙の果ての波動を確認する、その一歩なのかも知れません。
------------------------------------------
城達也さん。
グレゴリー・ペックといえば、城達也。

そう、これ、原題は「ROMAN HOLIDAY」で「ローマの休日」ではないのです。
もしローマの休日であれば「A HOLIDAY in ROMA」とかになるのでしょう。
これは古代ローマ時代にあった一つのたとえで、どちらかといえばさんざんな休日というくらいのドタバタを意味しています。
それはともかく、グレゴリーペックのあのダンディさに唯一匹敵するであろう城達也さんの声。
その後、「ナバロンの要塞」も実に格好良かったし、「オーメン」にいたっては逆にこの冷静な声がよりあの映画の恐怖感を煽っていました。
テレビでは「華麗な探偵ピート&マック」。やはり男前のロバート・ワグナーに。
これ、ほぼ全話観ました。その前番組が大好きな「ロックフォード氏の事件メモ」だったので。
ここではちょっとお調子者の詐欺師役で、城達也さんとしては異例の2.5枚目的な部分も。
ちなみに、ここでコンビを組んだ「マック」を演じているのはエディ・アルバート。
そうなんです、寄寓にもローマの休日でグレゴリーペックとともにローマを走り回ったあのカメラマン役。
映画のコンビが声優をクロスして再びコンビ。不思議な縁です。
そして、城達也さんでもうひとつ印象深いのは、F-1の総集編ですね。
ジェットストリームとは全く違うテンポのよさ。
しかしとにかく言葉の歯切れ感が良く、やはり無感情のように淡々と進行していく声が、1年の緊迫感を実に効果的に伝えてくれます。

そういえば、キャンプの夜空を何度も何度も撮影(性能的には天空を撮るには向かない機材ですがスナップとしてだけ)していましたが、この日初めて流れ星が映りこみました。
星空のイベントだったからこそのボーナストラックだったのかも。
それでは「JET STREAM」のエンディングを。
夜間飛行のジェット機の翼に点滅するランプは
遠ざかるにつれ次第に星のまたたきと区別がつかなくなります。
お送りしております、この音楽も 美しく、あなたの夢に、溶け込んでいきますように。
日本航空がお送りした音楽の定期便、ジェットストリーム
夜間飛行のお供をいたしましたパイロットは私、城達也でした。
また明日、午前0時にお会いしましょう。

※現在は大沢たかおさんが機長を務め、また違った味わいを醸し出しています。
htmx.process($el));"
hx-trigger="click"
hx-target="#hx-like-count-post-23604115"
hx-vals='{"url":"https:\/\/samcamp.exblog.jp\/23604115\/","__csrf_value":"c6329afbb2856df538f3ebb9344555c1b973cd6dc8a65a9a28c34aa410673ffe693bbf1d41d0a9aed7cfa24f467af6477706bff396edad2e8777e503685485ca"}'
role="button"
class="xbg-like-btn-icon">