ソトあそび・アウトドアレポート

◆PICA秩父の、今後の「ストーリー」に期待していきたい。

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このブログでも今年注目し、二度ほど記事として取り上げた「秩父ミューズパーク」の再生事業。

その中心となった「PICA秩父」の動向がずっと気になっていました。

その記事というのは、




です。

実はこれをPICAディレクター与茂さんがご覧くださっており、ありがたくも気にしてくださっておられたそうです。

そんな折、秩父巴川オートキャンプ場での「ノマディ・キャンプ」に参加し、その時間を使ってPICA秩父を見学しようと準備をしていたところ、「それならご案内させてもらってご意見など伺えれば」とお申し出くださいました。

こんな機会はまたとないので恐縮ながらお願いさせていただきました。






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与茂さん、そして杉田総支配人大根田支配人代理が巴川オートキャンプ場に立ち寄ってくださいました。

オーナーともご対面。

地域の同業でもあるキャンプ場さんと交流の持つというのは大切で、重要なことです。

一路、ミューズパークへ。


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PICA秩父はミューズパーク全体の中では、南口に近い施設の、その中心部にあります。

駐車場はこの看板の前に多数、施設利用であればいつでも利用できます。

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そう、フォレストアドベンチャーとの併設だったのですね。

つまり「秩父スポーツの森」は「フォレストアドベンチャー秩父」に生まれ変わったということです。

この両輪がミューズパーク全体の活性を促すエンジンとなるわけですね。

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おお!なんとなくPICAの香りが・・・


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いや、本当は以前と変わっていないのですが。

でも、これが不思議なもので、運営者とそこに働く人が変ると醸し出される空気は確実に変るものです。


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あ、ビクセン(笑)

PICA秩父のオリジナルも現在考案中だとか。


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100棟!!

クルマの乗り入れは出来ませんので、無料のカートで荷物を運ぶサービスがあります。
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これだけの規模を開発できたのは、やはり1990年代のリゾート開発の資本とパワーがあって為しえたことです。

もしかしたら「100棟でも少なくはないか?」と会議の席で発言があってもおかしくない、そういう時代でした。

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これを観て「軽井沢」の風景が思い浮かんだ人はすごいです。

西武、プリンス、セゾン、そのグループが目指していた一つのモデルは軽井沢。

ここにもその香りが色濃く反映しています。

これは悪い意味ではなく、ちゃんとモデルがありそれが設計のしっかりした基準となっているので、美しい森がいまだ維持できているというわけです。
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101がフォレストアドベンチャーのレセプション。

これを見てふとインプレッションがあったのは、ウッディーな建築物にはワンポイントの原色がよく似合うということ。

バナーのグリーン、看板の赤、これらの色がすごくスパイシー。

海外のコテージ等には必ずと言っていいほどこれらのワンポイントの原色のあり、それらと木の風合いとのコントラストが絶妙です。

真っ白い外灯なんかそのいい例。これがあるだけでなんとも”バタくさい”。

特に年数が経っているとそのコントラストがさらに際立ちます。

バナーじゃ宿泊施設には合いませんが、外灯はもちろん、ルームナンバーパネル、窓枠、それにオイルランタンなどやりようはいくらでもあるでしょうね。
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あの震災にもびくともしなかった頑強な構造。それはこの1棟にかけるコストが当時が全然違うものだったからでしょう。

1990年代は「投資をしていいものを作る」志向があり、企業の沽券にかかわるようなことがあればとにかく投資を惜しまなかった時代です。

今のようなコストカットや合理性など思想に無く、どうやって他に負けないものを作るかの意気込みに溢れていました。

それがこうやって時間が経過しても尚ここに朽ちることなく存在している理由でしょう。


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宿泊プランには、森のダイニングで食事をするプランと、このテラスでBBQをするプランと、素泊まり以外に二つの選択肢があります。

将来的にはダッチオーブンを利用したプランなど、PICAが培って開発してきたサービスをここで展開する考えもあるとのこと。


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ご覧いただいたとおり、いい意味でアウトドアリゾートの発想から生まれたコテージではなく、

これは「ホテルクオリティ」として構成されたコテージです。

だからこそ食事付きプランがデフォルトということですね。


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このコテージに実際に入りしばらく考えていたら、私もよく使うアウトドア施設のコテージ類とは決定的に違う点があることに気がつきました。

それは、景色を妨げないほどの広い「」があることです。

今のアウトドアキャビンというは案外頑強な造りではなく、大きな窓枠を持たすことが出来ません。

もしあったとしても、そこから観れる景色がキャンプ場レベルでも全て恵まれるということもありません。

しかし、ここは違います。

これだけの目一杯のクリアゾーンが部屋にあり、こんなにも木々を、まるで大型絵画のように映しこんでいます。

つまり、PICA秩父のコテージは単なる「森の中のコテージ」なんかではなく、「森の観えるコテージ」だったわけです。

考えてみれば、ホテルであってもこれだけの緑を部屋にいながらにして観ることが出来るかどうか・・・


そこで、こんなのはどうでしょう。

確かにアウトドアっぽい、ダッチオーブンのレンタルや、BBQもよいのですが・・・

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HOME BAR キットをPICAとして提供してみるなんてどうでしょうか。

これだけの緑を借景に出来ていれば、いわゆる「○○だけでも飲める」というやつです。

ただ部屋で一升瓶か缶ビールプシュではなく、「森の観えるBAR」を自分でしつらえてみる、なんていう感じ。
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BARのキットには詳しくはありませんが、カクテルばかりではなくいわゆる水割りセットだけだっていいですよね。

例えばですよ、秩父といえばかの有名な「氷」ですよ。

南極の氷もかくや、秩父の氷のオンザロック&秩父の森の競演なんて、”ここに来てこその”楽しみなんじゃないかなぁ。

秩父には銘酒もたくさんあるといいます。それらの地酒・焼酎類の提供もらしさが出ると思います。


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部屋の中はもちろん、デッキで、フュアハンドのオイルランタン、もしくはカラーキャンドルとともに、カップルでグラスを傾ける・・・

そんな横にビクセンの天体望遠鏡があってもいいし、昼間ならバードウォッチング

サイコーの「ツマミ」ですよね。

アウトドアリゾートって、こういう静的なアクティビティがあっていいと思うのです。
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では、場内を右回りに。
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いやいやいや、美しい森です。
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この濃い木陰も森のアート。
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コテージはももちろん、与茂さんが見て欲しいと話されていたのがこの先の・・・
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キャンプ地候補。

実はすでにニーズが発掘されていて、それに応える形でこの場所の整備が進んでいます。

具体的にどうここを利用し、コテージとの差別かを図っていくか・・・それはアウトドアリゾートのエキスパートの「フジヤマ・クオリティ」としても難易度の高い作業。
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背景にはいい感じの森。
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テントサイトであることはもちろんなんですが、こういう場所は本当なら全体での共有の場所にもなって欲しいところです。

それかもしくはここの場所だけの特権なんかが欲しいですね。
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実は、いちばんソラが開けているこの場所。

それこそビクセンとの協力関係が強いのですから、「スターライトサイト」とか言って、そもそもこのサイトを指定すると望遠鏡が1日使えるなんていう”特権”があってもいいんじゃないでしょうか。

サイトだけにこだわらないのだったら、ど真ん中に穴を掘って土耀限定の「星の焚き火ラウンジ」なんていう全体の共有スペースになってもおもしろいかもです。

先ほどのBARとは違って、すでに完成しているカクテルとかを常備したり。

スモークとか、シュラスコとか、やればなんでもできるでしょう。

味気ない場所を味のある場所にする、それがプロデュースなんでしょうね。(運営上のコストなどの要素も大事です)


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ちゃんと、森のキャストたちがすでにいるわけですし、

それをもっと増やしていけば「意味のある」場所となるでしょう。
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さらに進みます。

ここで重要だったのは最奥の1列は「ペット可」となること。

ここが1990年代とは全く違うことです。

今はペットの位置づけが違います。その場所を敢えて全体を削って用意したのはPICA運営の手ごたえとノウハウがあったから。

ドッグランも当然用意していくとの事。
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植樹のエリア。

といっても現在パブリックではありません。

これが誰にでもできたりしていくと、この「秩父の森」へもう一度来る理由になるのですが・・・
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フォレストアドベンチャーを右手に見て1周終了。

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森のカフェ&ダイニングと併設しているのが・・・

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樹音の湯」。

実はこれがユニークでして・・・
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何がユニークなのかは行ってみれば分ります(笑)

不便とかそういうことではありません。


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最後に、森のダイニング&カフェにてランチ。

宿泊の夕食・朝食はこちらで。

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野菜タップリのカレーを食べてみました。

それにしても混んでました。

テニスの人が多かったですね。
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けっこうボリュームがありビックリ。


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ということで、与茂さん、杉田さん、大根田さん、お忙しい中ありがとうございました!!

最近、写真というものを撮るようになったコゲ山さん。

ちなみに昨日から一滴の雨を降らしていないというのは相当に調子が悪いのでしょう(笑)。


本文中に気がついたことは書いたので、まとめはほんの少しだけ。


PICA秩父、それは「ミューズパークにある施設」。これがイチバンのポイントなのかな、と。

そもそもここがその名前になったのは、場内にあるといっても過言ではない、

札所23番「音楽寺」と無縁ではないでしょう。

ミューズ=文芸・学術・音楽・舞踏などをつかさどる女神。

アウトドアアクティビティに縛られること無く、これらの本来この地が備えるカルチャー要素も、PICA秩父で味わえるといいですね。

以前、PICA富士吉田へ伺ったとき、

土地の特徴を活かし、そこでしか出来ないことをやるべきと考え、各場所のそれぞれのアイデア、運営を駆使しています。しかし、共通認識としてストーリーのないことはやらない、これがPICAの特徴ではないでしょうか。

と松澤支配人が言われていたことが、まさにそれだと思います。

秩父という広い地域のパフォーマンス、ミューズパークという限定区域のパフォーマンス、そしてPICA秩父の持つ森の資産、これがハイブリッドされていく「ストーリー」に期待をしたいと思います。


>>PICA秩父公式サイト>>


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by sammag | 2014-06-05 00:03 | ソトあそび・アウトドアレポート | Trackback | Comments(0)

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