
こんな機会はまたとないので恐縮ながらお願いさせていただきました。

与茂さん、そして杉田総支配人、大根田支配人代理が巴川オートキャンプ場に立ち寄ってくださいました。

駐車場はこの看板の前に多数、施設利用であればいつでも利用できます。






でも、これが不思議なもので、運営者とそこに働く人が変ると醸し出される空気は確実に変るものです。

PICA秩父のオリジナルも現在考案中だとか。



もしかしたら「100棟でも少なくはないか?」と会議の席で発言があってもおかしくない、そういう時代でした。





西武、プリンス、セゾン、そのグループが目指していた一つのモデルは軽井沢。
これは悪い意味ではなく、ちゃんとモデルがありそれが設計のしっかりした基準となっているので、美しい森がいまだ維持できているというわけです。


これを見てふとインプレッションがあったのは、ウッディーな建築物にはワンポイントの原色がよく似合うということ。
バナーのグリーン、看板の赤、これらの色がすごくスパイシー。
海外のコテージ等には必ずと言っていいほどこれらのワンポイントの原色のあり、それらと木の風合いとのコントラストが絶妙です。




1990年代は「投資をしていいものを作る」志向があり、企業の沽券にかかわるようなことがあればとにかく投資を惜しまなかった時代です。
それがこうやって時間が経過しても尚ここに朽ちることなく存在している理由でしょう。

将来的にはダッチオーブンを利用したプランなど、PICAが培って開発してきたサービスをここで展開する考えもあるとのこと。












だからこそ食事付きプランがデフォルトということですね。




それは、景色を妨げないほどの広い「窓」があることです。
今のアウトドアキャビンというは案外頑強な造りではなく、大きな窓枠を持たすことが出来ません。
もしあったとしても、そこから観れる景色がキャンプ場レベルでも全て恵まれるということもありません。
しかし、ここは違います。
これだけの目一杯のクリアゾーンが部屋にあり、こんなにも木々を、まるで大型絵画のように映しこんでいます。
つまり、PICA秩父のコテージは単なる「森の中のコテージ」なんかではなく、「森の観えるコテージ」だったわけです。
そこで、こんなのはどうでしょう。
確かにアウトドアっぽい、ダッチオーブンのレンタルや、BBQもよいのですが・・・

これだけの緑を借景に出来ていれば、いわゆる「○○だけでも飲める」というやつです。
ただ部屋で一升瓶か缶ビールプシュではなく、「森の観えるBAR」を自分でしつらえてみる、なんていう感じ。

例えばですよ、秩父といえばかの有名な「氷」ですよ。
南極の氷もかくや、秩父の氷のオンザロック&秩父の森の競演なんて、”ここに来てこその”楽しみなんじゃないかなぁ。

そんな横にビクセンの天体望遠鏡があってもいいし、昼間ならバードウォッチング。
サイコーの「ツマミ」ですよね。






実はすでにニーズが発掘されていて、それに応える形でこの場所の整備が進んでいます。
具体的にどうここを利用し、コテージとの差別かを図っていくか・・・それはアウトドアリゾートのエキスパートの「フジヤマ・クオリティ」としても難易度の高い作業。



それかもしくはここの場所だけの特権なんかが欲しいですね。

それこそビクセンとの協力関係が強いのですから、「スターライトサイト」とか言って、そもそもこのサイトを指定すると望遠鏡が1日使えるなんていう”特権”があってもいいんじゃないでしょうか。
サイトだけにこだわらないのだったら、ど真ん中に穴を掘って土耀限定の「星の焚き火ラウンジ」なんていう全体の共有スペースになってもおもしろいかもです。
先ほどのBARとは違って、すでに完成しているカクテルとかを常備したり。



それをもっと増やしていけば「意味のある」場所となるでしょう。

ここで重要だったのは最奥の1列は「ペット可」となること。
ここが1990年代とは全く違うことです。
ドッグランも当然用意していくとの事。





といっても現在パブリックではありません。










それにしても混んでました。
テニスの人が多かったですね。


最近、写真というものを撮るようになったコゲ山さん。
ちなみに昨日から一滴の雨を降らしていないというのは相当に調子が悪いのでしょう(笑)。
本文中に気がついたことは書いたので、まとめはほんの少しだけ。
そもそもここがその名前になったのは、場内にあるといっても過言ではない、
ミューズ=文芸・学術・音楽・舞踏などをつかさどる女神。
アウトドアアクティビティに縛られること無く、これらの本来この地が備えるカルチャー要素も、PICA秩父で味わえるといいですね。
以前、PICA富士吉田へ伺ったとき、
「土地の特徴を活かし、そこでしか出来ないことをやるべきと考え、各場所のそれぞれのアイデア、運営を駆使しています。しかし、共通認識としてストーリーのないことはやらない、これがPICAの特徴ではないでしょうか。」
と松澤支配人が言われていたことが、まさにそれだと思います。
秩父という広い地域のパフォーマンス、ミューズパークという限定区域のパフォーマンス、そしてPICA秩父の持つ森の資産、これがハイブリッドされていく「ストーリー」に期待をしたいと思います。
>>PICA秩父公式サイト>>