東京ラーメンのルーツが、こんな場所(千葉市の幹線から外れた住宅街)にある。
この店があの今はなき浅草来々軒の末裔(四代目)であることはラーメン通には周知だが、言われなければ全く気付かないし、店も特段のアピールをしていない。
店内はご近所の笑顔で溢れかえり、よくある黙々とラーメンに立ち向かう求道者の姿など全く無い。とにかく活気があり、笑顔が絶えない。飲食店の本来あるべき姿がここにある気がした。
ラーメンは生姜が効いたストレートな鶏ガラ醤油スープで、実に深く美しい色をしている。店主の実直な人柄と共に来々軒の伝統が感じられた。
形や能書きばかりで食べさせる流行りのラーメン店は、自分たちのルーツがなんであるかここで見習って欲しいものだ。
ちなみにこの日週一のサービスデーで、ラーメンと炒飯(どちらも普通盛り)セットにもやしそばを頼んで、占めて1050円。おまけにアイスクリームまで付く。驚きとしか言いようがない。
ちょっと前の日記を出し忘れていました。進来軒はそれ以来ファミリーで通っています。
いわゆる人気ラーメン店は食べる方も作る方も本筋と外れた部分が多すぎると思います。「頭」でラーメンを食べてるような・・・
実は最近のキャンプ事情も全く同様、そんな気がしています。