
ソチ五輪真っ最中。
特に金メダルに最も近い羽生 結弦には国民的な期待が集まるわけですが・・・
ということは、日本全国民(笑)否が応でも耳にするのは羽生選手の滑りと同時に使われるプログラム曲。
そのショートプログラムで使われている曲があまりにもあの演技に効果的過ぎると話題になっていますね。
いやー、嬉しい限りです(笑)
って、なにが嬉しいって、普段なら頼んでも聞いてもらえない(笑)ギターの名演を日本国民が聴いちゃうわけですからねー。
その曲は言わずと知れたゲイリー・ムーアの「パリの散歩道」。
そしてあの羽生選手のとろけるような演技になにがあっているのかといえば「泣きのギター」と言うヤツです。
ギタープレイなんてゼンゼン聴かん、と言う方も、ま、とにかくご覧くださいませ。
専門家じゃないのでなにが「泣き」かを解説出来る立場じゃないですが・・・
限界まで引っ張るチョーキングやマイナーペンタトニックスケールとかの、テクニックや音作りとしてはあるのでしょうけど、そういうことじゃなくて聴く側に訴えかける「叫び」みたいな、そんなプレイそのものなんでしょうね。
だから羽生選手が会心の「泣きの演技」をしたら、このゲイリー・ムーアの「泣きのプレイ」がシンクロし、得も言えぬ世界観が呼び出されているような気がします。
実は、もう1曲、ソチでは「泣きのギター」が鳴り響いています。

それは浅田真央のライバルでもあるアメリカの
アシュリー・ワグナーのSPで使われる曲。
まぁ、これが選ばれるとはゲイリー・ムーアとともに驚き!!
ピンクフロイド「
Shine On You Crazy Diamond」
デイヴィッド・ギルモア先生です。
ピックフロイドは1曲が異常に長いので各所にギルモアのギタープレイが出てきます。「エコーズ」もいいですけど、この「Shine On You Crazy Diamond」もプログレッシブ全開で胸が震えます。
(10分も聞いていられないという方は、1分40秒くらいからのところのイントロを)
「泣きのギター」は野太くながーくためる、というなんとなく一般的な印象からしたら、そうではないクリアトーンで「泣かせる」これは絶品ですね。
これを女子フィギュアで使うというのはものすごい冒険ですが、プログレファンとして絶賛したいです。
そうそう、この曲は意外なことで日本人にも知られています。
それは「
ジョジョの奇妙な冒険」
東方 仗助のスタンド「
クレイジー・ダイヤモンド」はこの曲からインスパイアーされたもの。

で、よくいう「泣きのギター」といえば、いちばん誰にでも分りやすいのは・・・
ギターフリークの方は認めないと思いますが(笑)・・・
ゲイリー・ムーアやデイヴィッド・ギルモアではイメージしづらいという方にはこのサンタナ「哀愁のヨーロッパ」のメインフレーズのところだと「これかー」とピンときやすいですね。後半は全く違いますけど。
以下は私のまったく勝手な趣味でのセレクションです。どうかお許しください(笑)
ジェフ・ベック様の「Cause We've Ended as Lovers」。邦題は「哀しみの恋人達」だったかな。
無理矢理ギューーンと引っ張ったりとかはしないものの、アームのほんのちょっとだけの動きで生み出すジェフ・ベックのあの独特の奏法のひとつの真髄が見れるような気がします。
やっぱ、カッコ・いいわ、ジェフベック(笑)
リッチー・ブラックモア、レインボーの「Maybe next time」
前半のボトルネック、後半のリッチーらしいピッキング。どちらもそんなにハイフレットをつかわないで、優雅に奏でる、静かなる感情の「タメ」とでいうんですかね・・・
それにしても、盛り上がって曲が終わるのがアッサリ(笑)
ところで・・・ マイケル・シェンカーとかランディローズとか出ないのかよ!!・・・でません、趣味じゃないんで(笑)
なにもスローバラード調なものばっかりが「泣き」じゃないでしょうし。
ジミ・ヘンドリックス「Little wing」
ジミヘンのこの名曲も諸処「泣き」を聴かせてくれ、オリジナルはもちろん、このたまらない組み合わせエリッククラプトン&オールマンブラザーズでの3人の違った解釈の「泣き」のプレイがいいすねー。
では、私の好きな日本人ギタリストでは・・・
あまり表立って出てくることがありませんけど、「日本最高のギタリスト」という話になると必ず名前が出る白井nomioさん。
ほとんど動画にはでてこない白井さん。この「夜」でのプレイは「泣き」というか謳いまくり。
こういう上品で深いトーンで音作りできる人って他には今剛さんくらいしか思い浮かばないです。
facebookでちょっと絡ませたりさせてもらってますけど(笑)、なかなか数奇なお方。
私の敬愛する森園勝敏氏。 決して「泣き」のギタリストじゃないのですが、時々「なんだこれは!」というフレーズが泣きまくってます。
このメロディアスなモーニングライトの後半に任されたソロなんかはもう・・・ 顔も「泣き」入ってます(笑)。
同様に常に無表情で、ギターそのものもアッサリこなしてしまうことから「泣き」のフレーズをほぼ発さないイメージのある和田アキラあにき。
しかし、この「Love me」の最後のツメは一体どうしたのでしょう?? 恐ろしいほどの感情バクハツの「泣き」入ってます。
まるで何かのドラマのエンディングのような、そんなものすごい迫力。
柳ジョージ「雨に泣いてる」 そのままじゃないか!なんですが・・・
そういうこととは別に、2分30秒のところからのギターフレーズを聴くとなんていうんですかね、柳ジョージの絞り上げるハスキーボイスのコントラストとともいえる静かな「男泣き」があるんですよねー・・・
最後に究極の「泣き」。
古賀政男先生「影を慕いて」。
異論もなにも受け付けません(笑)
最初の出だし一発の ボーン 。
究極の泣きフレーズ。
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