▲気になるアンテナ

◆デカイだけではしょうがない、イオン幕張新都心にエキサイトポイントはあるのか?

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12月20日、イオンモール幕張新都心店がグランドオープン。とはいいながら17日からソフトオープンしていましたので、19日、付近住民(笑)として視察してきました。

あの工期でできるの?と思いながらも出来てしまいましたね。最近の商業施設の工期スピードは納品される商品の製造より速いです(笑)

この日は雨。上の写真はちょうど真ん中くらいから東の端を眺めてみたところ、かすんで見えていないです。いかに大きいか。。






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ゾーンは大きくグランド、ペット、ファミリー、アクティブの4つのゾーン。実際全部をただ見ていくだけで5時間かかっちゃいました(昼食の時間込み)。

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通常ある程度の商業施設がオープンすれば、駐車場には入れない、どこもごった返し、行列だらけ・・・というのが常ですけど、ソフトオープンとはいえ、まぁそんなこととにならないくらいバカでかいです。

唯一列を作ったのは、このデンマーク雑貨「ソストレーネ・グレーネ」だけ。タイガーよろしく北欧雑貨は今の需要のど真ん中ですから当然でしょう。

はっきりいえば、アパレルに列を作ったのは今は昔、生活者の主たる興味の対象はもうそこにはないのですね。

「マーケットインサイト」「戦略的な低価格」「エキサイティングショッピング」、そして「意外なるバラエティ」、これが北欧雑貨の価値を引き上げるポイントではないかと考えますが、器たる商業施設もそれを狙えているかどうか、その部分が全てではなくても10%~20%保持できるか、これが今の商業施設を魅力的に感じさせるかどうかのひとつの分かれ目ではないかと考えます。

極めて近いららぽーと・TOKYOBAYの先日のリニューアルポイントも見事にここを達成し、イオンへの対抗があったのでしょうけど、老舗でありながらリノベーションを怠らないその姿勢がどうして多くの百貨店にみえてこないのか、不思議でしょうがありません。


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一部には近隣の商業施設とブランドを分け合ったので、目玉となるファッションブランドがないなんてマスコミで言われましたけど、そんなのどうでもいいんじゃないでしょうかね。

競合しなかったビッグファストファッションブランドも入っていますけど、このモールの価値観を上げている様子は全然ありません。私の見た感じではそこへ全然目が向いていなかったです、来客の目は。

繰り返しますが、新しい商業施設のウリに、ファッションブランドはそのけん引役にはもうならないでしょう。ファッションが消費の中心なんていうのはもう幻想です。あって当たり前、スーパーの野菜、鮮魚、精肉のコーナーくらいの感覚です。特別な生活パーツじゃないです。

ヘンな場所ばっかり取るブランドを入れるより、蔦屋書店がこうやってどーーんとあるほうが施設側にも来客側にも潤いを与えてくれるでしょう、今は。

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そんななか、私がこの巨大モールで、「むむ」と感じたショップが二つあります。

そのひとつが「久世福商店」。

経営は長野の「サンクゼール」。バイヤーの地方掘り起こし、食のセレクトショップ。

今までに一見ないわけではないのですけど・・・

ソストレーネ・グレーネにも見えた「マーケットインサイト」「戦略的な低価格」「エキサイティングショッピング」、そして「意外なるバラエティ」がこの小さいスペースにはありました。

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「マーケットインサイト」「戦略的な低価格」「エキサイティングショッピング」「意外なるバラエティ」をどう展開するかはそれぞれでしょうが、ソストレーネ・グレーネ、タイガーなどの北欧雑貨と同様、ハイセンスなのに親しみやすい、そして適度なゴチャゴチャ感、これはどうも共通したキーのような気がします。

そして、この久世福商店のいいところは、お客さんに対して待ちの姿勢がない、ということです。

ファッションブランドの店はみな「いらっしゃいませ~」の連発。これ何の意外性もない言葉だし、もう聞き飽きた言葉です。

ところがここではいらっしゃいませの代わりに、店長がヘッドセットをしながら店内を歩き回り、その歩行地点地点近辺の取り扱いの品物や仕入れについてアピールして回っているのです。ライブです。ライブ感です。

キモチ悪いくらいに整然とした過去のマーチャンダイジングでお客を待つのではなく、ちょっとくらいごちゃっとした感じで、視覚的に活動的なエネルギーを醸し出し、しかも店内にはその場限りの音がある。

ただBGMを流すだけでなく、お客の活気とお店の人が相乗りするような空気

このお店が今後どうなるのか楽しみです。

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そしてもうひとつが「アッサンブラージュ」。代官山の小さなこのお店をよく探してきたなぁ、と。

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なんてことはない雑貨のお店なんですが・・・

ところどころに本が置いております。これに「は!」と思いました。

本が想像させる世界って当然頭の中の世界なんですが、ここではそのインスピレーションの先にありそうな「実物」が、お店の方のセレクションでその本を囲んでいるのです。

これは慧眼。

これも意味の違うライブ感。いわば蔦屋書店の逆版?といってもいいかもしれません。

そのセレクション、インスピレーションはお店に人の想像力&創造力にゆだねられています。だから「活きて」います。

マニュアルで店舗を経営するスタイルなんて、こういうのを見てしまうとやはり「待ちの姿勢」にしか見えないんですよねー。このお店、実に落ち着いているのですがすごく尖った「攻め」があります。

小さく目立たないお店ですけど、よかったらチラッと見てください。


ということで、このイオンモールの全体感やさらなるエキサイトポイントは半日歩いただけではまだまだよく判っていないので、週末今一度行っています!


by sammag | 2013-12-20 10:12 | ▲気になるアンテナ

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