そんな中、意外な出会いだったのが本栖湖ほとりにある「本栖館」の「鹿カレー」。
精進湖・本栖湖付近の新名物として売り出された「鹿カレー」、そもそもは野生のシカによる農作物への食害を防ぐために有害鳥獣として駆除されるシカを有効活用したという、なんだか嬉しいような悲しいような?地元の苦心作であったようです。
本栖湖ではこの「本栖館」と「松風」という向かい合わせ同士のレストハウスでこの鹿カレーを競演しているようです。
しかしここはせっかくなので清水の・・いや本栖湖へ飛び込むつもりで(笑)いきましょう!
しかし「本栖限定」って精進湖の立場は・・・(笑)
この細かな感じは玉ねぎなどの炒め野菜などがベースにされたものと見て分ります。
またところどころにはクミンシードも見えていて、まさしくカレーというよりカリーの様相。
やや!これは期待以上にイケちゃってる。¥1200は暴利か(笑)と思っていた気持ちが完全に翻りました。
さらりとした食感ながら、スパイスと野菜ベースのとろみが大変のよく合っていて、これはいいんじゃないですかー。
あ、そんなことより鹿だ!(笑)
鹿のありがたみを活かされているかというとさほどでもなく・・・かといってマズイかというとそういうこともなく・・・
いわゆるイメージからくる臭みとかは特段ありません。
ま、でも鹿が入っているからこそこのカレーを食べる価値があり、そもそもカレー単品なら如何によく出来ていようとここでカレーを食すモチベーションにはならないでしょう。
ところで・・・・
どうも、キャンプをしていると「鹿」という言葉に異常なまで反応してしまいます(笑)
本当にいつもありがとうございます!!(笑)
こちらの方は鹿じゃないです(笑)
もちろん、遷都くんでもないです(笑)
オーナー自身が撃たれたもの。
臭みといわれることとは対極に、「香り」なんです。肉の香り。
これが実に上品で、野生の鹿が「ジビエ」と言われる所以が実感できた、そんな鹿肉でした。
牛肉、豚肉、鶏肉に比べて優れているのが「滋味」で、たいへん繊細な肉です。
この辺がカレーに反映できればいいんですがねー・・・煮込んじゃうとそうはいかないかな。