洗練されていないことがよし、そういう基軸というか価値観ってありますよね〜。そんなことを新宿で61年続く
ビフテキ屋あづまの「
あづスパ」をいただいて感じたりしました。
場所は末広亭真横。この演劇場とともに歴史があるのでしょうね。
店内は老舗の洋食屋の典型。銀座のような洗練さはなく、敷居が低いあくまでも庶民派。
さて、メニューはたくさんあるのですが、ボリュームの一品、「
あづスパ」にしました。最初にコンソメから。
はい、ナポリタンにカレー、それにクリームコロッケがワンプレートに乗る下品全開(笑)
見た目とは違い、ナポリタンといいながら茹でおき麺ではないためさながらトマトソースのパスタ。意外!これは上品。クリームコロッケも軽いサクサク感でなかなか。
なにが下品って、このカレー。まるで洗練の逆行。4日くらい寝かした(笑)みたいな。しかもナポリタンとカレーが自動的に混ざるというお下品な結果に(笑)
でも、これはこれでいいです。いや、これがいいです。
あづスパという名前は、考えてみれば?で、ストレートなら
カレスパが正解なんでしょう。
ま、そんな理屈はしったこっちゃない、てなことでしょうね。
シャリアピンステーキとか、豚鉄板焼きとかいかにもばかり。
例えば、立ち食いそばは下品の極みですが、決して否定はされないし、違う視点でリスペクト対象なのと同様。
下衆の極み(笑)は困るけど、下品の極みは大衆の誇り。