決して安いとかではなく、いろいろな意味で特別な興味を持っていた「
JiNS」の眼鏡。その人気のワケはとにかくかけてみなけりゃよさもへったくれもわからない、そんなわけで一本作ってみました。なにしろ眼鏡は大好きで、ここ20年は常時10本はタイプを分けてローテーションできるように用意しています。今回選んだモデルは
エッジシリーズというメンズラインからサイドが
Air frameででおなじみの
TR-90素材の太めのテンプル、正面はステンレスのスクエアナイロールのものにしてみました。色は艶消しのアンティークレッド。レンズは標準で薄型非球面だというのですからうれしいですね。これなら軽さをスポイルしません。
まず驚いたのはかけたときの負担の少なさです。けっこう軽いフレームでも負荷が分散されなくてある一点に加重されるとけっこうそれが時間の経過できつく感じます。しかしそれが少ない。TR-90の軽さやアタリのよさもさることながら、これは間違いなく
全体設計によるものだと思います。日本人の頭の形にあった眼鏡設計、これがJiNSの開発基本ですが、大変納得しました。そういう意味では
ノーズパッドが鼻の低い日本人に合わせたカタチになっており、それも設計意図をうかがわせる一端です。毎回新しい眼鏡をかけるとその日は馴染みができるまで頭痛に襲われることが常でしたが、今回全くありません。まるでずっとかけていたかのよう。この眼鏡、普段というよりちょっとアウトドア系で使うつもりです。見た目はちょっとモード入ってますが(笑)、あえて”ハズシ”てみたいとな、と。
安さがチャチになっていない、なんだかちょっとファンになってしまいそうです、JiNS。