今回の
スマートオートキャンプの主役に据えたのは
HELINOX CHAIR ONE(ヘリノックス チェア ワン)。この椅子はなくてはならない、そう思って臨みましたが、結果、全くの思い通り、このチェアの魅力を堪能させてもらえました。たしかに見た目からはコンパクト&軽量などが目立つ部分ではあるものの、実感した最大の魅力はそういうことではなく
このデザイニングがもたらす「エルゴノミクス」感です。メーカー的な触れ込みでは「座面がフレームに吊り下げられたフローティング構造を採用することで生み出した、ハンモックのように身体にフィットする抜群の座り心地」とあり、確かにそのとおりなのですが、この説明に一つ欠けていることがあります。それは「
稼動性」です。本来椅子というのは「安定性」が求められのでしっかりとしたゴツさがどうしても求められます。フニャフニャしていたら困りますもんね。ただ、だからこそ一旦椅子に座ったら、自分の体の動きはほぼ固定され、周りのちょっとしたものを取る、例えば飲み物を取る際とか近くのカメラなんかを取る際、どうしても負荷を強いられます。少々フニャフニャしていれば体のひねりなどに負担がないのですが、この二面性の両立は難しい。しかしこのHELINOX CHAIR、フニャフニャして(笑)尚且つしっかりしてる!これの実現に寄与したのは
DACのフレーム。この
超高力アルミは
強靭にしてとてもしなやか。この持ち味を例えれば
人間の「筋」でしょうか。だからこそ
人間の動きを封じにくい可動性が担保されたのだと思います。
また、座面がたしかにこれだけ包み込む形になっていれば、
メッシュを使用しないと確実に蒸れます。しかし、
実用性はもちろんこのメッシュ自体が大変デザイニングに寄与しており、つまり
ユーザビリティということを突き詰めていくと結果スタイリッシュになる、そんな好例のような気がします。それにおそらくメッシュであることがまた
負荷分散にも相当効いているとも思われます。
工芸品としての完成度、そしてユーザビリティとスタイリッシュさのベストバランス。さらに大事なのがその二つを伝えるのに充分なカラーリング、カラー、クオリティ、スタイルを兼ね備えた、極めて秀逸なチェアが
HELINOX CHAIR ONEだと思います。一点単価は高いものですけど、このバリューは確実に上回っている内容に思われます。
そこで思ったのが、今後機会こそ少なくなった
我が家のファミリーキャンプの中心にこのチェアをすえてみたらどうか、ということです。これを中心にリビングスタイルを考えてみたらファミリーキャンプスタイル自体大幅に変わる可能性があるのではないのかと。
ちょっと成熟した年代に入ったNEOファミリーキャンプスタイル、なんとなく想像(創造)してみたくなりました!!