当たり前ですけど全く知らない名物は山のようにあります。もしかしたらこれもずっと知らないでいたかも。それが
飯能の銘菓「四里餅」です。ネーミングが
シリモチですからインパクトありますよね。実は先週の秩父巴川オートキャンプ場へ行った時に、そこへわざわざ遊びにいらしてくれた
こうじさん&サチコさんご夫婦が差し入れとしてお持ちくださいました。この場を借りまして改めて御礼申し上げます。さらには、一緒だったひらたけさんの奥さんが飯能出身ということで、出来たら買って帰ってきて欲しいとまで言われていた、まさに埼玉県の西部では大人気のものだということで、これをいただいた時尋常ではない(爆)喜び方されていました。いくらなんでもオーバーな、と思っていましたが(笑)、食べて初めてその尋常でないリアクションの意味が分りました。ただ、これは出来たてがイノチということで、本来その日のうち、しかもなるべく早く食べないとどんどん硬くなってしまうとのこと。唯一1日たってもの食べ方はオーブンで焼く=つまりまさに餅を焼く感じにすると香ばしさが加わったやわらかさになるというので、家に帰ってそれで食べてみました。たしかにこれはウマイ!またこしあんの上品なこと(つぶあんもあるらしいのですが、私は100%こしあん派なのでこちらがうれしい)!!。だったら、できたてのナマ感はどうなんだろうなぁ、もっとトロォーっとしてるのかも。よし、こんどの秩父キャンプは飯能回りでこれを買ってみよう!!
ところで、この名前の由来はこんなことだそうです。ちょっと引用しておきます。
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今から100年ほど前、入間川上流の名栗川を西川材を筏に組んで四里の急流を 竿一本の筏であやつるるのは大変難しく筏師の腕の見せどころで、 特に吾妻峡あたりは難所といわれました。
その頃、吾妻峡付近の小さな茶店で餅を売りはじめたのがきっかけで、 筏乗りたちはこの餅を食べて力をつけ、しりもちをつかずにこの難所を 乗り切ったそうです。
現在、この餅は四里餅(しりもち)と名付けられ人々に親しまれています。 毎日つきたての餅の舌ざわりは絹のようななめらかさで、 「こしあん」と「つぶあん」の2種類があります。 遠方から訪れる客も多く飯能を代表する銘菓となっています。