もちろんその原曲ホルスト作曲「組曲惑星」で。
多分自分のお金で買った最初のクラシックレコードだったはず。そのときの演奏はレナードバーンスタイン&ニューヨークフィル。のちにカラヤン&ベルリンフィルのものも聞いたが、正直表現力に欠けていたので惑星に関しては絶対にバーンスタインと感じた。
それと富田勲の演奏も世間的には有名ではあるが、私は評価しない。
ところでJUPITERを聞いた人は必ずどこかで聞いた事があると思ったはずだ。そう思った人は淀川長治さんの日曜洋画劇場を見ていた人。そのエンディングに流れていたから。
木星のあの美しい旋律も良かったが、私が最もお気に入りだったのはこの組曲の始まり「火星」、特にその出だし。アレグロ、ハ長調、4分の5拍子のリズムは、忠実に副題である「戦争をもたらす者」を表現していた傑作だと思う。
そういえばホルストがイギリス人だったとは最近まで知らなかった。
そして、なんと彼の死後「冥王星」が付け加えられたことも最近まで知らなかった。