
15日にオープンになった話題の
有楽町阪急メンズ館に当日いってきました。あまり多くを語りたくないですけど、この時代にこんな百貨店がオープンしたということに目を疑わざるをえませんでした。大震災からまだ1年未満、節電が叫ばれさらに多くの企業がエコ・環境問題へ取り組む中、まるでそれに逆行するかの思想なき?華美、華燭、バブルの再来・・・。
消費で経済を支えようとする貢献ならまだ判ります。でもここにある高額品の数々をマスが消費するとはとても思えません。まずメンズであること、さらにそれが高額品、今一番消費意欲が落ちているところがターゲットなんて・・・。ということは増加するアジアのエグゼクティブが本当のターゲット?
2時間超店内にいましたがショッパー(買い物袋)を持っている人が全然いません。あの大阪の三越伊勢丹オープン時と同じ様子見が多かったのか・・・。見て楽しいことはあるけど、購入意欲が高まらない、今の時代「売ってやるぞ」のマーケット手法から確実に生活者と「共感」を得て商品に満足感を得る、そこを全く満たしていない、これがこの店の弱点ではないでしょうか。
珍しくこんなことを書いてしまいました・・・海老蔵がデカデカと広告塔の店、仕方ないかな。

とはいえすべてがダメとは思いませんでしたけど、遊び心、そして僅かな社会性を感じさせてくれたのが自転車ショップ「
THE PARK」。生活スタイルが変わってきているのでこういう多方面への展開は本来の百貨店としてのファンクションだと思います。もちろんプライスはかなり滝汗ですが、商品背景は時代性にマッチ。それでいてとても男子っぽい自転車が選定されています。350あるブランドの中数少ないアンテナの方向性が合ってるお店かもしれません。