SAMの全国食べある記

◆両国の町中に「東池袋大勝軒」の幻影を見た

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両国にちょっと用事があり、その前に少し早い夕食を食べました。実は狙い定めていたラーメン店があり、駅からは少し離れた場所でそこはもう住宅地。ところがまだ開店時間前。これは困った、こんな場所だし・・と思案に暮れていると、とおりの向かい側に「大勝軒」の看板。それは紛れもなく東池袋の字体で、看板の下に「もりそば」と書いてあるのも同じ。その名も「両国大勝軒」。東池袋からの枝分かれはもう数え切れないほどあるので、こんな町中にあっても不思議はないのですが、どことなくさびれた感じ。でも、ここで出会うも何かの縁、迷わずお店に入ると、私以外先客は一人だけ。店主は初老の方なれど、東池袋直系の証、紺のTシャツに白いタオル鉢巻のいでたち。



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さて、注文はというと、もちろんもりそばの選択は充分悩みましたが、気分が中華そばだったのと、どうしてもチャーハンが食べたかったので、半チャンと中華そばにしました(中華そば¥600、このセットで¥750、お得です)。そして実食。おや??スープ一口めに違和感。美味しい、美味しくない、ではなく、記憶の混乱です。それは遠い昔20数年前の東池袋大勝軒に足しげく通っていた頃の味の記憶と、最近の暖簾分け店での味わったものが全然違っていたんじゃないか?という記憶の差異にハッとさせられました。今は、特につけめんにいたっては濃厚豚骨魚介スープが席巻して、もうそれがあまりに当たり前の時代。ラーメンも同様。そのベースになったのは東池袋大勝軒に他ならないはずと思っていましたが、この両国の味を一飲みした瞬間、「今の濃厚豚骨魚介スープとは全然違う!これが東池袋の本来の味だ」と自分の思い違いに気づいたわけです。本来の味とは書きましたけど、東池袋はもっと輪郭がはっきりしていて、力強さがあり、それがこの店にはなかったのが残念です。麵もこの店の自家製かどうかは判別できませんでしたけれども、あのもちもちっとした麵の感触までにはいたっていません。あまりにノスタルジックになって、過去のことを賛美するのは自分でもどうかとは思いますが、かといってこの時代にあの当時の東池袋がそのままあったら果たして若い世代に受け入れられるか、それは少し疑問です。今は今の時代のニーズを認め、それでいてこのように頑なに味を守るお店も一方でリスペクトしたいと思います。とてもいい巡り合いでした。
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Commented by なすび at 2011-07-07 11:34 x
普通においしそうです。
半ちゃんラーメンはカロリーオーバーとわかっていても、この絶妙な組み合わせはどうしてもやめられないですね~
Commented by みやちゃん at 2011-07-07 23:14 x
大勝軒は店によって味が違いすぎますね。私は本家に行った事がないので何をデフォルトにして良いのか判りませんが、食べてみて、うまいかまずいかは判断できます。大勝軒と名の付くところはなるべく食べてチェックしています。SAMさんは東池袋大勝軒の味を知り、基準がわかっているので厳しく評価できそうですね。千葉県だと私は東金大勝軒が好みです。でも隣のぐうラーメンもうまいので、行くと非常に悩むところなのです。(笑)
Commented by sammag at 2011-07-11 08:20
>なすびさん
はい、ふつうでした(笑)
半ちゃんがメニューにあって頼まないで店を出るとすごく後悔しますね(笑)
Commented by sammag at 2011-07-11 08:27
>みやちゃん
大勝軒は自首暖簾わけ制度のため、誰でも名乗れちゃうので店のいいわるいが出来てしまいますね。
東金、いいですね。ぐうらーめん私はいいのですが家族はしょっぱいといって総崩れでした(笑)。
千葉では東池の正常進化としてはROZEOもいいと思いました。
そして多分トップだと思うのは北習大勝軒。これはブーム前に独立した老舗で、店主が非常に志が高いです。東池袋にもなかった「スープ割り」を開発したのもこの方です。
by sammag | 2011-07-06 23:38 | SAMの全国食べある記 | Trackback | Comments(4)

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