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◆ギター界の仙人 今 剛<Tsuyoshi Kon>

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生涯2枚のソロアルバムに約30年も空白を作る人っているのだろうか!?・・・いた(笑)!!・・・それがスーパー・サポート・ギタリスト今 剛」。1枚目のアルバムStudio Catから昨年リリースしたその名も2nd ALBUMまで29年今剛と言ってもほとんどの方は知らないでしょうから、風貌からして29年間山でも籠もってたんじゃないの?と疑われそうですが(笑)、その間の活躍はすごいのです。




サポートギタリストと書いたように、スタジオミュージシャンとして、ツアーギタリストとして、あらゆるジャンルのメジャーどころにピッパリだこだったのです。その参加したアーティストを並べたら、そのまま日本の歌謡曲史になってしまうくらい。例えば最近なら福山雅治、倖田來未 、絢香 、宇多田ヒカル 、中島美嘉、SMAPなどなど。昭和歌謡でも松田聖子 、ユーミン、寺尾聰 、井上陽水、中島みゆき、チャゲアス、永ちゃん、渡辺美里、甲斐バンドなどのそうそうたる顔ぶれ。この中でも誰でも知ってる昭和のウルトラヒットルビーの指輪」、そして聖子ちゃんの頂点期の「チェリーブラッサム」は今ワールド全開です(というかギター目立ちすぎ・・笑)。もちろんこういった一般的なメジャーアーティストの他、ギタープレイヤーとしても数々のバンドで活躍しており、PARACHUTE(1979-82) での松原正樹とのツインギターは日本のロック史で伝説となっていて、その後何度か折に触れ再結成され、熱狂的なファンを唸らしています。それがどんな感じなのか、ちょっと二つほど紹介。

まずは、今剛の代名詞ギターでもあるVarita(ヴァーリタ)と松原正樹の335がすさまじいバトルを繰り広げる掛け合いをご覧ください。すごいですよ!即興ってこういうものだ!というお手本。




なんですかね・・・(笑)。この二人に大きく共通しているのは「上手い、すごい、間違えない」。実にミスが少ない。スタジオミュージシャンとして、ツアーギタリストとして絶対的な信頼を置かれているこの二人は今のプレイを見ていただければ納得です。

で、もう1曲。アコースティック2台で弾かれる「MIURA WNDS」。この曲はPARACHUTE時代の合宿が三浦で行われていて、その間に松原正樹が作曲したもの。しかし最初は上手く曲が作れず、その悩んでいるところに今剛が手助けして完成したという二人の厚い信頼関係が背景にある曲です。短い曲ですがとても素敵なメロディで、松原正樹がガットギターのフィンガーピッキング、今剛がスティールをピックでという対照的な組み合わせも絶妙です。





そして、空白29年の「2nd ALBUM」。その完成度には驚きました。曲そのものよりもむしろトラッキングが素晴らしく、最高のHi-Fiサウンドに仕上がってました。特に今剛先生所蔵のギター各種を惜しげなく3つのチャンネルに使い分け、つまりセンター、右左に違うギターを配して構成していくので、全体の厚み感が並みのギタリストとは違います。

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出だしの2曲はどこかラリーカールトンのような分厚く透明感があるサウンド。3曲目は声優の笠原弘子(ローマの休日のオードリー・ヘップバーンの声)さん自身の曲をフューチャー。これは初期のパラシュートサウンドを連想させてくれます。さらにはなんと大御所・寺尾聡ボズ・スギャッグスの「Sierraを歌い、これがチョーシブ!!私がこのアルバムの中で一番お気に入りなのは「How'bout a policeman's swing '09」。オベーション3本で作られた軽快なメロディはやや異質ですが、バックミュージシャンに徹してきた今剛が、裏方でなく思いっきり自分を表現している好演です。





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最後にその29年前のアルバム「Studio Cat」から名曲「ZIG-ZAG」を。最近の復刻レビューにはこの曲をこう評されていました。
・・ワクワクするアルペジオ・イントロからウネリ腰のチョーキングによるハードなドライヴィン・ギターによるメロ、定評のあるスライドと惜しみ無く展開されていく「ZIG-ZAG」。
まさにそのとおり。全く色あせることがないシンプルで正確な曲作り。だから29年間もギターを志す人の「教則本」として敬われてきたのでしょう。






50歳代にして29年の空白で2枚目のソロアルバム・・・次は80歳頃サードアルバムかぁ・・・仙人なら可能だな(笑)

Commented by ラーメン太郎 at 2010-11-03 14:57
こんにちは
いつも楽しく拝見させて頂いております

今剛が出てきて思わず投稿してしまします

角松敏生が好きで ブッチャー亡きあと、今剛がギターをつとめております。
その流れで千秋のライブに行った時の事、今さんはロクシタンのシャンプーを使っています発言をしていました

あのサラサラヘヤーはロクシタンです
マニアックな重箱つっついた情報でした
Commented by kaki1003 at 2010-11-09 13:01
うわー、めちゃめちゃかっこいいですね!!!!
このジャンルはほとんど知りませんでしたが。
ルビーの指輪のあの印象的なイントロはこの方だったのですか。
これまたはじめて知りました。
Commented by mmmc at 2010-11-09 14:11
渋いいすね~。
ずいぶんとお歳のようですが、プロ魂みたいなオーラを出しまくっていますね。
学生時代はバンドをやっていてスタッフのコピーとか試みましたがあまりに難しくてやればやるほど失意のどん底でした(笑)
Commented by バンカー at 2010-11-09 23:20
写真みたら「あっ、ヨッちゃん…?」って思いました(爆)
ちょっと似てたんで…
Commented by カタリナ at 2010-11-10 07:30
いつも楽しく拝見しています。
サムさんの見聞の広さは毎回楽しませてもらっています。
30年をかけてアルバムを作るなんて魂がそうとう込められているに違いないです。
コンスタンツなサムさんの更新と表裏一体ではないでしょうか。
そう思います。
Commented by sammag at 2010-11-10 20:36
>ラーメン太郎さん
いつもご覧いただきありがとうございます!
今剛に反応していただけるなんて嬉しいではありませんか!
いやー、実にマニアニックな情報ありがとうございます。
角松敏生は確かにブッチャーさんでしたね。
レコーディングにも今さんがよく混じっていますよねー。

次回、松原正樹やりますのでまたごらんください!
Commented by sammag at 2010-11-10 20:38
>kaki1003さん
意外に知られていないのところでけっこう活躍している縁の下の力持ちなんですよー。
Commented by sammag at 2010-11-10 20:39
>mmmcさん
渋いでしょ。こういう人がプロフェッショナルですよね。
スタッフを挑戦・・・それは無謀な(笑)
Commented by sammag at 2010-11-10 20:40
>バンカーさん
よっちゃんって最初誰だっけと思いました(笑)
実は今剛とよっちゃんも競演してるんですよ!
Commented by sammag at 2010-11-10 20:47
>カタリナさん
いつもありがとうございます。
30年も間を空けたのは、その間にまた充実した時間があったのでしょうねー。
私なんかはまったくを持って足元にも及ばないです。
ツヨシじゃなくヨワシです(笑)
by sammag | 2010-11-10 00:54 | MyFaivoliteMUSIC♪ | Trackback | Comments(10)

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