◆CASIOPEA VS THE SQUARE 完成された競演

中西圭三→高中正義→カシオペアと繋いできました。カシオペアはもう言わずと知れたビッグネームですので解説不要ですね。私が一番カシオペアを見たのはライブハウス六本木ピットイン。ここではコンサートとかアルバムでは見ることが出来ない数々のセッションがありました。しかしどのセッションでも必ず共演者と演奏するのが先の高中の項でも出てきた「ASAYAKE」。



通常フュージョン系の音楽はどうしてもテクニックの見せ所が多く、大体曲を難しくすることがなぜか喜ばれます。ところがこの曲なんとも単純明快なメロディラインで、テーマの部分は一度聞いたらすぐ覚えられるほど。もちろんソロパートは爆裂しますけど、それとて単純なフレーズに乗っただけ。しかしとにもかくにもこのノリのよさはなんでしょう！単純だし、跳ねるようなフレーズだからセッションメンバーもどんどん乗ってくるみたいです。そのいい例がまさかのＴ－スクエアとの夢の合体。本当はこの時点では「ザ・スクエア」。しかしこの2大フュージョンバンドの競演、実に貴重です。そのまさかのコンサートでおおとりとなったのはやはり「ASAYAKE」。注目は当然２大ギタリストの弾き比べなんですが、その冷静さと裏腹にぶっ飛んでいる人が二人います。それがベーシストの二人。あまり映っていませんが完全にキレてます(笑）。チョッパーの嵐。ちなみにカシオペアのナルッチョは山本晋也監督じゃありません(爆）



しびれますなー。野呂一生お得意のフレット奏法に、「あてぶり」(爆）とも言われた正確無比な安藤まさひろのソロ。それにこの組み合わせでなければ実現しない伊東毅によるサックスによるメインメロディ。泣かせる！単純なフレーズの繰り返しだけど、全員の卓越した技術が破綻なく交じり合って恐ろしく完成度高いです。最後はやりきった感たっぷりで、ここにいなかったなぁとつくづく思います。

順番が逆になりますが、多分この競演の時のハイライトになっただろう名曲「TRUTH」。これこそ説明不要ですね。ではどうぞ。



しかし二人のギタリスト、まるでジェフベックとヴァンヘイレンが競演してるのかと思うほど。すごいですね。ところで・・・あくまでも個人的な感想ですが・・サックス(EWI)の伊東毅がジェットさんに見えてなりません(爆)

3回に分けてのリレーはこれで終わりです(笑）
ご清聴ありがとうございました。

★おまけ★

カシオペア×久保田利伸 【朝焼け】に歌が?..