1台めは『FLASH FUJICA AF』です。富士初めてのフラッシュ内臓カメラFLASH FUJICAの5作目。FLASH FUJICA DATEからデート機能を省いたAFカメラです。発売は1978年。富士は現在も含めて伝統的に角々したデザインが特徴でしょうか。
レンズはFUJINON 38mm/F2.84群4枚。右上にあるのがビームセンサー。これがちょっとカッコイイ!非常に怪しいけど(笑)オートフォーカス。
2台目はすでに紹介しました『KONICA C35EF』です。1975年発売。C35は庶民に愛された大ヒット「じゃ~に~コニカ」(1968年発売)の系譜。なんとなくFLASH FUJICAと似ています。レンズはHEXANON 38mm/F2.8。
フラッシュが初めて付いたことで「ピッカリコニカ」と呼ばれました。FLASH FUJICAとちょっと違うのはスイッチを入れるとピョンと飛び出すフラッシュ。今考えれば無駄な動作にも思えますけど、その辺のギミックがメカっぽいところです。
おまけ的にたまたま装着されていたのがこのレンズフード。レンズシャッター機にいかほどの効果?(笑)とは思いますが、これでちょっとFLASH FUJICAとは差別化。
そしてなんとレンズフィルターには珍しい「東芝」SL-1Aのスカイライト。何気に東芝も光学機器をやっていたのですね。しかし懐かしいマークだこと。「ひか~る、光る、とうしば♪」なんていうのが思い出されます(笑)
この3台目に出会えたのは正直驚いています。何しろ自分で初めて買ったモニュメント機ですので。AE-1は兄が100%出資でやってきましたが、この『Canon 110ED』はその8割を出資し、本当に自分のカメラとして持ち歩いたカメラでした。110といえばカートリッジ式のインスタマチックフィルム。それゆえにこのようなコンパクトカメラが実現したちょっとした当時のエポックです。
レンズはこのようにスライドのバリアでいつもは保護されています。これをあけるのが「写すぞ!」というセレモニーでなんとも爽快!
そしてなんとこういうコンパクトに驚くべき4群5枚構成26mm F2広角大口径レンズを装着しているところがまさしくキャノン。はっきり言って高級機です。
そしてこの機器が高級機であると言われたのがレンズとともに装着されていた「距離計連動式ファインダー」と「デート機構」。今思えばなんでもないものでしたが・・・X接点直結のホットシューもありますね。
そして平面ボディーゆえツマミが全てスライド式というのもキャノンらしいデザイン。絞り優先EE、F2~16に相当する値をお天気マークで調整。オレンジ色が最長で8秒までの電子シャッターで、隣りにはスローシャッター用のワイヤーレリーズネジがあったり、フルスペックと言っていいでしょう。
この3台で一応動作確認・撮影確認が出来ているのは上記2台で、110EDは電気的な作動はOKでしたがフィルムがあのカートリッジのためまだ分かりません。KONICA C35EFも絞り値の針がやや不調です(あまり関係ないですけど)。しかしそれぞれなんと「味」があるのでしょう。造形は割りと単純で、レトロでもなければノスタルジックでもない。この時代のカメラはなんか「写真をみんなで撮ろう!」という「元気」を感じたりします。可愛いカメラたちですね。
もちろん買える品物ではありませんでしたが、スタイリッシュさにはずいぶんと惹かれました。
思い返せば何かしらのカメラをずいぶんと所有していたはずですが、どうもそれが何であったか覚えていません。
これはもしかして先日のしこまでの伝染病ですかな??
オーディオでたとえるとカートリッジコレクターと言う感じでしょうか
私は自称レコードコレクターなもんで、たとえがオーディオですいません。
今日の感じはこのカメラで行こう。という具合ですか?
手元に置いておくだけで満足な気持ちになるのがアナログ機器の特徴ですね(笑)
その機械にまつわるウンチク 楽しいですよね。
角々しくてメカニックなところが愛せますね。
SAM亀ファミリーが増えて、全員を連れて遠足に行かなきゃいけませんね。
素直に言う事効いてくれそうですね。
ニッサンのブルーバードやホンダのシビックじゃないですが、エネルギッシュに新製品が開発され国民全体にカメラが行き渡ったのも心だと思います。
しばらくはこの路線ですね。
カートリッジを実際に持っていたのはDENONが2本、そしてオーディオテクニカ一つ。だからその方面は素人なんですよー(笑)
気分でカメラを帰るって言うのはまさしくあります。
私のテントとかカメラ、眼鏡とかそういうアイテムなんですね。
機械自体の中身は苦手なんですけど、それが持っている内面的な魅力こそ興味の対象です。