SAMのLIFEキャンプブログ Doors , In & Out !:日本オートキャンプ協会
2021-09-15T16:19:52+09:00
sammag
人生は旅。旅は人生。日々は扉の向こうとこちら側。キャンプ・食・星・日常を綴る、アウトドアライター・キャンプブロガー・JACインストラクター/講師・温泉ソムリエマスター/温泉健康指導士・星のソムリエ® ・exite公式プラチナブロガー SAMの人生キャンプブログ
Excite Blog
【美しいキャンプについて考える~マナーとモラルの再認識で】後編 「美しいキャンプがもたらすもの」
http://samcamp.exblog.jp/30683072/
2021-09-17T00:01:00+09:00
2021-09-15T16:19:52+09:00
2021-09-15T16:19:52+09:00
sammag
日本オートキャンプ協会
一般社団法人日本オートキャンプ協会が運営する、
「キャンプ情報サイト キャンナビ」
に寄稿させていただきました。(前編・後編)
今週末からシルバーウィークに入ります。
おそらくキャンプ場はほぼ満杯となるでしょう。
混んでいるキャンプ場では毎回気になる「マナー問題」
そのことについての提案を発表させていただいています。
まず大切なのは、マナーとモラルをちゃんと区別すること(前編)、
そして、よりリテラシーを高め周囲と協調を図ること(後編)。
キャンパー側だけではなく、キャンプ場側からも切り込んでみました。
是非ともご参考にされてください。
発表の機会を作っていただきました協会にはこの場を借りて御礼申し上げます。
※協会のご理解をいただき、文章はそのままここにも転じます。
▼前編はこちらです▼
「美しいキャンプ」について考える ~マナーとモラルの再認識で
後編 「美しいキャンプがもたらすもの」
キャンプにおいて必ず問われる「マナー問題」。なかなか進みづらいこの課題解決に関し、問題点の整理と目指すべき方向性を、前後編に分けてお届けします。テーマは「美しいキャンプとはなにか」です。
●良きマナーは、キャンプを美しくする
モラルは絶対的なルールですから「やってはいけないこと」として基準は明確。普段の生活でも同じです。前編で示した通りマナーこそが基準の難しいものです。むしろマナーは基準としてあるのではなく、目指すべきものの中にある、そう理解した方がいいかもしれません。
今回この問題を書くにあたり多くのキャンプ場関係者の方にインタビューを行いました。そのなかである共通の点に言及されていることに気が付きました。例えばこうです。
「マナーの問題は確かにありますが、実はとてもインテリジェンスなキャンプをされている方が多いのです。そういったキャンプはとても美しい。サイトが華美とかそういうことではなく、にじみ出る雰囲気が素晴らしい。とてもリラックスされ、キャンプを満喫していらっしゃる。キャンプ場に勤めながらその姿に憧れてしまうくらい。そういった方がマナー問題を起こすことはまずありません」
マナーとは作法であり所作。これを身につければ他者から見られても憧れる対象になる。サイトの豪華さとは関係ありません、所作ですから。
「そして、美しいキャンプをされる方は、その姿が美しいだけでなく、不思議なくらい自然と調和されています」
よきマナーは人とのかかわりだけではなく、自然との調和も図れる。そして、調和された自然から有形無形の恩恵を享受できている、これこそキャンプをする本来の目的達成ではなかったでしょうか。
●これからはリテラシー向上が極めて大切
「マナー(モラル)問題」と呼ばれていたものがこのまま放置されると、この先違うフェイズに発展していく可能性があり、とても懸念しています。それは「キャンプにおける危機管理能力欠如」につながっていってしまう点です。
ここ数年、まるでキャンプブームと歩を合わせるように、各地で自然災害が頻発しています。震災、台風の被害、豪雨による被災、どれを見ても以前とは桁違いなものがこの列島に起こっています。キャンプという自然に最も近い場所でのレジャーなはずなのに、同時にそれらに遭遇する確率が増えてしまっているのも事実です。
マナーとモラルの諸問題の内因には、どこか「キャンプなんだから」という解放感が付きまとっています。リラックスすることはとても大事であると同時に、私たちがコントロールできない脅威がそこにはあるということへの理解を、この解放感が阻害しがちです。
ある程度のベテランになってくるとその経験値から、リテラシー(理解力)が格段に上がります。
多少批判を浴びる言い方をしてしまえば、結局この問題の根底は「キャンプにおける素人」が多数登場したことに起因していると言ってもいいでしょう。誰でも最初は素人で、それは当たり前なことです。しかし、問題は「素人感覚」が続いてしまうことです。
前述の通り、(キャンプ場で展開される)キャンプは、リラックスを求めるレジャーであると同時に、安心と安全を確保しながら行う野外生活だと認識を強く持たなければなりません。サバイバルとは全く違います。しかし、ブームを背景にアプローチが気軽になったという喜ばしい現状とともに、キャンプというものへのリテラシー普及がその拡大に間に合っていないことが大変大きな問題点です。
だからこそここ数年のブームの中である程度キャンプのリテラシーが上がった人たちの存在がとても重要。その方々の率先する行動がまさにキャンプを美しくしていき、その先にある安心、安全の確保に導いてくれるキーパーソンであることは間違いありません。
キャンプ場の方々は冒頭でもお伝えした通り、出来る限り自由度を高めたいと、可能な限り規約を少なくされています。だからこそその恩恵を被っている共同生活者たるキャンパー同士が如何にあるかがとても重要なのです。リテラシーが上がれば上がるほどキャンプ場としての自由度を解放してくれるでしょう。
日本オートキャンプ協会においては、毎年多数輩出される指導者(公認インストラクター)こそがその先導者たる人の代表です。当然、協会自身、そして私自身も含めて。
●キャンプのグッドネスを持ち帰ろう
マナー、モラル、これらの言葉はネガティブに思われがちですが、今一度その再認識に立ち返れば、それはキャンプがもたらしてくれる「グッドネス=美徳」を享受することにつながります。キャンプ場におけるよきマナーの発動は、自然界から大切なものを得るためのチケットなのです。
「美しいキャンプ」を多くの人で広めていただき、キャンプのグッドネスをたくさんたくさん持ち帰ってください。
それは間違いなく一生ものの宝となっていくはずですから。
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【美しいキャンプについて考える~マナーとモラルの再認識で】前編 「マナー」と「モラル」の勘違い
http://samcamp.exblog.jp/30607978/
2021-07-16T00:01:00+09:00
2021-07-15T20:49:36+09:00
2021-07-15T20:49:36+09:00
sammag
日本オートキャンプ協会
一般社団法人日本オートキャンプ協会が運営する、
「キャンプ情報サイト キャンナビ」
に寄稿させていただきました。
この問題についてはさまざまなメディアで数年かけて書かせていただいています。
今回改めて「キャンプブーム」といわれるなかで、
より詳しく出来るだけ突っ込んで書いてみました。
発表の機会を作っていただきました協会にはこの場を借りて御礼申し上げます。
※協会のご理解をいただき、文章はそのままここにも転じます。
「美しいキャンプ」について考える ~マナーとモラルの再認識で
前編 「マナー」と「モラル」の勘違い
キャンプにおいて必ず問われる「マナー問題」。なかなか進みづらいこの課題解決に関し、問題点の整理と目指すべき方向性を、前後編に分けてお届けします。テーマは「美しいキャンプとはなにか」です。
●マナー問題が起こる外的要因
ブームと言われるなか、ここ2、3年でのキャンプ人口は大幅に伸びています。単に人口が伸びただけではなく、各メディアでの露出が格段に上がり、アウトドアレジャーの魅力が世間に広く伝わるようになりました。
いっぽう総体の人口が増えれば、必ず様々な問題点も顕わになってきます。中でも顕著なのが一般的に言われる「マナー問題」です。
キャンプは自然と触れあう自由な時間でありつつも、そこにはキャンプ場というくくりの中での共同生活があり、すべての行動が自由ではないことは誰もが承知しています。
そうは分かっていながらも「マナー問題」がこうも注目をされてしまうのは何故なのでしょうか。
あるキャンプ場のオーナーはこう言います。
「キャンプは出来るだけ自由度の高い遊びであってほしい、そう思っています。同時にキャンプ場という中での秩序を守るためにはルールをある程度示さないといけない。どこまでを伝え、どこまでが自由なのか、これがそもそも一定ではなく、ずっとこの基準が曖昧であることに悩んでいます」
「自由と規制」、この二律背反こそキャンプにおける最大の課題であり、また、このボーダーラインが見えないことがマナー問題の未解決を引きずってしまっている大きな要因だと考えます。
●「マナー」と「モラル」の混同と混乱
もう一点、マナー問題を不明瞭にしている要因があります。それは「マナー」と「モラル」がごちゃごちゃになってしまっている点です。このおおきな違いがある二つが長く混同されていることも問題解決の見えない足かせになっているといっていいでしょう。
まず「モラル」ですがこれは直訳すれば「道徳」、つまり誰であれ例外なく順守するものです。
たとえば最近言われる「焚き逃げ」はまさにモラル無視の典型。ごみ放置問題も同様。キャンプ場内を猛スピードで車を走らす、これは生命の危険を伴う絶対にやってはいけないモラル違反です。つまり「誰もが例外なく守るべき絶対的な前提」、これがモラルになります。
多方、曖昧なのが「マナー」。いったんモラルと分離して考えてみましょう。まず直訳すると「作法・所作」。
テーブルマナーという言葉があります。なぜそれが必要かと言えば、ある限られた空間(レストランなど)で、周囲の人との協調を重視するからです。しかし、各家庭の気楽な雰囲気の中でそのテーブルマナーを行使している人は少ないでしょう。つまりマナーとは他者との協調に必要な、周囲との相対的な所作であり、別の表現をすれば「気遣い」なわけです。
自由であることと気遣い、できるだけリラックスしたくてキャンプにきたが、キャンプ場という共同生活の中で、いっぽうでは周囲に気を遣わなければならい、まさにこのギャップのか中で生まれてくるのがマナーの問題です。
隣の音楽がうるさい、よくある話です。これぞまさしく相対なもので、相手がうるさいと感じる基準は明確ではありません。逆に言えば、その音楽がかかったことで雰囲気がよくなった、そう感じる人だっていなくはないわけです。マナー違反かどうかは当人同士にゆだねられる判断になるわけです。
※ただし、キャンプ場にて「音楽をかけないでください」とルールブックに謳っている場合は、これに従わなければルール違反=「モラル違反」となることは注釈しておきます。
結局、キャンプその行為の中にマナーがあるわけではなく、「キャンプ場という他者との共同生活空間」において初めて「マナー」というものが存在してくるわけです。
●キャンプ場は壁無き相互協調空間
マナーの基準にはどうしても個々人による「幅」があります。共同生活の場でこれを調整するにはどうしたらいいのか。
ひとつは「コミュニケーション」。例えばあいさつを交わすだけでも成立します。まず隣人であることを明らかにしていくことで、協調の根底が醸成されます。これは案外大事なのです。
次に大事なのは「寛容性」です。共同生活のなかでは、自分の基準だけで他者に対し拒否感を強めるだけではなく、多少なら寛大でいてあげる、言い換えれば心の余裕を持って「流してあげる」ことです。それで収まったらもうよしとしましょう。とはいえ、その寛大さも数回までかもしれません。それでも収まらなかったその時は、初めて自分(たち)の限度=基準を相手に示して理解を求めてみましょう。
これで解決できないことは、もう相対としては無理です。この先は第三者=キャンプ場の方にお手伝いいただき、キャンプ場としての基準値に照らし合わせて落としどころを見つけてもらいましょう。
とにかく大事なのは、双方、キャンプ場は壁無き相互協調空間であるということをしっかり認識することです。見えない壁の向こうを気遣い、同時に、心の壁をいきなり作らない寛容さを持ち、互いのキャンプをまず尊重する、この所作こそ「キャンプのマナー」と言えるのではないでしょうか。
※後編の「美しいキャンプがもたらすもの」へ続きます。 8月15日頃掲載予定
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◆本日は講師やってます。 そして四ツ谷三栄町界隈。
http://samcamp.exblog.jp/25938499/
2016-06-22T14:20:00+09:00
2016-06-23T21:36:42+09:00
2016-06-22T14:24:31+09:00
sammag
日本オートキャンプ協会
本日お休みをいただき、日本オートキャンプ協会インストラクター資格認定講習会で講師をやっております。
場所は四ツ谷。いやー、古巣です。何度きてもホームグラウンド的な気分になります。おや!?街ごと整備だ・・あの、山屋さんのDENALIは再開するのかな?あ、この三栄町にある新宿歴史博物館、私、立ち上げのメンバーの1人だったりします。信じてもらえないかもしれませんが、高田馬場にあった新宿区郷土資料館で古文書解読してました(笑)kamiya。割と新しいお店ですがよくいったな〜この店!よくさぼ・・いや、重要会議しました(笑)三栄町付近は荒木町にも近く、まだまだ古い家屋もまだまだ・・こういう路地、たまらないですね。さて、それはともかく、講師がんばろう!]]>
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